胃出血 症状
胃出血 症状 吐血 コーヒー残渣
吐血はTreitz靭帯より口側の出血を示唆し、鮮紅色の吐血は活動性の上部消化管出血を強く疑います。
一方、コーヒー残渣様吐物は、赤色ヘモグロビンが胃酸で褐色のヘマチンに変化した状態で、緩徐な出血や止血後でも見られます。
臨床では「吐いた量」の自己申告が過大・過小になりやすく、便器の水で少量でも赤く見えるなど量の推定が難しいため、症状だけで軽症と決めつけない姿勢が重要です。
【臨床での観察ポイント】
- 🧪 吐物の性状:鮮血/暗赤/コーヒー残渣。
参考)新宿区で吐血・黒色便なら|東新宿・新宿三丁目駅より徒歩3-5…
- 🫁 誤嚥リスク:意識障害や咽頭反射低下があれば気道確保(挿管)を検討します。
- ⏱️ 経過:嘔吐を繰り返した後の吐血はマロリーワイスも鑑別に入ります(胃出血“だけ”に限定しない)。
胃出血 症状 下血 タール便 黒色便
黒色便(タール便)は典型的に上部消化管出血を示唆し、黒色便の出現には上部消化管からの約100〜200mLの出血が必要とされます。
また、止血後もしばらく黒色便が続くことがあり、「黒色便が続く=出血が継続」とは限らない点は現場で誤解されやすいポイントです。
ただし黒い便は鉄剤・ビスマス・食物でも起こり得るため、潜血陰性の黒色便をタール便と誤認しないことが鑑別の基本になります。
【患者説明に使える例え(過度にカジュアルにしない)】
- 🖤 タール便:ねっとり黒く、上部で血液が消化・変性して出たイメージ。
- 🍷 大量出血:黒くなる前に“赤いまま”下血することもあるため、赤い下血でも上部由来を否定できません。
胃出血 症状 貧血 めまい ショック
重度の急性出血では、受診時にショックの徴候(頻脈、頻呼吸、蒼白、発汗、乏尿、錯乱など)を伴うことがあり、まず循環血液量減少として扱って安定化を優先します。
起立性変化(起立での血圧低下や脈拍変化)は重篤出血の指標として感度・特異度が高くなく、重症例では失神を誘発し得るため、ルーチンで頼り切らない運用が安全です。
採血でHbが保たれていても急性期は希釈前で過小評価になり得るため、Hb単独ではなくバイタル、末梢冷感、冷汗、尿量などの「循環の情報」で重症度を判断します。
【救急・病棟での優先確認(チェックリスト)】
- 🩺 バイタル:HR、BP、RR、SpO2、意識。
- 🧊 末梢循環:皮膚冷感、湿潤、毛細血管再充満。
- 🚽 排泄:便色の変化、尿量(乏尿は赤信号)。
胃出血 症状 原因 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 NSAIDs
吐血・下血の原因として胃潰瘍・十二指腸潰瘍は頻度が高く、潰瘍で深部血管が露出すると出血を起こします。
症状は吐血(コーヒー残渣様)や下血(タール便)に加え、上腹部痛だけでなく、胃もたれ・げっぷ・胸やけ・嘔気など“はっきりしない症状”にとどまることもあります。
薬剤背景では、抗凝固薬・抗血小板薬(アスピリン等)・NSAIDs・SSRIなどが消化管出血に関連し得るため、初療での薬歴確認は病因推定と再出血予防の両面で価値があります。
【薬歴で必ず拾う項目】
胃出血 症状 独自視点 見逃し
検索上位では「吐血・タール便」が強調されがちですが、臨床で本当に見逃しやすいのは“症状が軽いのに重症”のパターンで、痛みが目立たず、胃もたれや嘔気など曖昧な訴えだけの消化性潰瘍出血も起こり得ます。
また、黒色便がなくても上部出血を否定できず、激しい上部出血では血液が腸管を急速に通過して血便(赤い下血)として現れることがあります。
さらに、鉄剤や食物による黒い便をタール便と誤認すると、不要な緊急対応・誤った重症度判断につながるため、「便潜血」「臭気・性状」「薬剤」をセットで確認する運用が安全です。
【“意外に効く”現場の工夫】
- 🧾 初期問診テンプレに「鉄剤・ビスマス・NSAIDs・抗血栓薬」を固定項目化し、取りこぼしを減らします。
- 🧠 「赤い下血=下部」と決めつけず、バイタル不安定なら上部出血も並行して想定します。
- 🧪 迷ったら“症状より循環”を優先し、ショック兆候があれば緊急度を引き上げます。
【権威性のある参考リンク(吐血・下血の症状、鑑別、内視鏡止血法までまとまっている)】
日本臨床外科学会|代表的な疾患(吐血・下血):症状・診断・治療(クリッピング等)の整理
【権威性のある参考リンク(黒色便・コーヒー残渣・ショック評価、検査と初期安定化の要点が具体的)】
MSDマニュアル プロフェッショナル版|消化管出血の概要:症状、危険徴候、検査、初期治療

胃と腸 2018年 5月号 主題 小腸出血性疾患の診断と治療 最近の進歩