スライディングチューブ 内視鏡 送気チューブ 滅菌水 バルーン

スライディングチューブ 内視鏡

スライディングチューブ 内視鏡:安全に使う要点
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適応と目的

小腸・上部/下部消化管の観察や治療を「挿入補助」する器具としての位置づけを押さえ、何を改善したいのか(到達・安定・再挿入)を先に言語化します。

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潤滑の作法

送水口金からの滅菌水で内面を十分に濡らし、抵抗感が出たら追加するなど「摩擦管理」を手技の一部として扱います。

🩻

合併症を遠ざける

X線透視下で状態確認しながら操作し、粘膜巻き込み・出血・穿孔・抜去不能などのリスクを常に想定して、無理な挿入を避けます。

スライディングチューブ 内視鏡 使用目的 使用方法

 

スライディングチューブは、内視鏡(および必要によりカテーテル)を小腸・上部消化管・下部消化管へ挿入する際の補助を目的とする「オーバチューブ」系デバイスです。

代表的な流れは、①滅菌パックと付属品(送気チューブ等)の点検→②バルーンコントロールユニット(OBCU)準備→③送水口金から滅菌水を注入して内面を濡らす→④内視鏡挿入部に装着して挿入→⑤バルーンを適宜膨張/収縮しつつ押し引きして目的部位へ誘導→⑥バルーン収縮を確認して一緒に抜去、です。

ポイントは「チューブ単体が主役」ではなく、内視鏡の操作性・安定性を底上げする“土台”として機能させることです。

また、状況によってはスライディングチューブ本体を残して内視鏡のみを引き抜き、カテーテル等を目的部位へ挿入する運用も想定されています。

現場の手順書では、開始前に「どの局面でチューブを固定し、どの局面で内視鏡を前進させるか」をチームで共有すると、操作の迷いが減り、不要な力が入りにくくなります。

スライディングチューブ 内視鏡 バルーン 送気チューブ OBCU

作動原理はシンプルで、バルーン送気口金から送気するとバルーンが膨張し、排気で収縮します。

一方で、運用の落とし穴は「送気チューブ接続不良」や「送気管路への液体混入」で、これらは膨張/収縮不良の原因になり得ます。

重要なのは、バルーン操作中にスライディングチューブを押し引きしないという原則で、粘膜損傷や穿孔リスクを増やし得るためです。

さらに、咽頭・食道・十二指腸乳頭付近ではバルーンを膨らませない、という具体的な注意事項も明記されています。

バルーンが収縮しない・抵抗感が強いなどの異常時は、直ちに使用中止し、透視で折れや先端位置を確認しつつ、シリンジでの収縮や最終手段(内側から針でバルーンに孔)など段階的対応が示されています。

スライディングチューブ 内視鏡 滅菌水 潤滑 コーティング

この領域で「意外と差が出る」のが潤滑の扱いで、送水口金から滅菌水を注入して内面全体を濡らすことが、装着性・操作抵抗・機器保護に直結します。

添付文書上も、潤滑コーティングは“水にぬれることで摩擦が軽減される”という前提で設計されています。

つまり、乾いた状態での無理な装着や操作は、手技の難易度を上げるだけでなく、機器破損や患者損傷リスクにもつながり得ます。

検査中に抵抗感が出た場合は、適宜、適量の滅菌水を追加して潤滑性を回復させることも明記されています。

現場運用としては「滅菌水の追加タイミング」を個人技にせず、抵抗感・ループ解除前後・長時間処置の節目など、チーム内の合図(声かけ)に組み込むと再現性が上がります。

スライディングチューブ 内視鏡 X線 出血 穿孔 抜去不能

スライディングチューブはX線透視下で使用することを前提としており、バルーン操作やチューブ操作は透視で内視鏡・チューブの状態を確認しながら行うよう強調されています。

有害事象としては、粘膜損傷に加えて膵炎や高アミラーゼ血症なども報告がある、とされており、術後も経過観察が必要です。

また、無理な挿入は避け、挿入困難が予想される/判明した場合は検査中断を含めた適切判断を求めています。

穿孔・出血・抜去不能を避ける具体策として、粘膜の巻き込みに注意し「ゆっくり操作」「異常な抵抗感で中止」「チューブと内視鏡は一緒にゆっくり抜去」などが複数箇所で示されています。

さらに、処置具を先端から突き出したままチューブ操作しないなど、ありがちな事故シナリオを想定した注意も含まれます。

参考:添付文書(禁忌・使用方法・X線透視下操作・有害事象・トラブル時の段階的対応)がまとまっている

PMDA(ディスポーザブルスライディングチューブ ST-SB1S 添付文書)

スライディングチューブ 内視鏡 オーバーチューブ 透明キャップ 独自視点

現場では「オーバーチューブ=咽頭/食道保護・再挿入の通り道」「透明キャップ=視野確保と異物収納」といった役割分担で語られがちですが、実は“術者のストレスを減らす設計”として見ると運用が整います。

例えば異物回収の文脈では、透明キャップは食道入口部〜頸部食道の観察を容易にし、異物をキャップ内に収納できれば損傷を避けやすい一方、キャップに収まらない異物ではオーバーチューブが頸部食道や咽頭の確実な保護に有用とされています。

この対比は「スライディングチューブ(バルーン付き)を使う処置」でも応用でき、到達や操作安定を取りに行く場面と、入口部〜近位の保護を取りに行く場面を分けて器具選択・手順設計すると、無理な力や不要なやり直しを減らせます。

また、独自視点として強調したいのは“汚染と動線”で、内視鏡挿入部とチューブのグリップ部の間から体液が逆流する場合があるため、防水シート等で周囲汚染に対処する注意が明記されています。

つまり、技術だけでなく、①処置室の養生、②手袋交換のタイミング、③送気チューブの踏みつけ防止(床の取り回し)まで含めて標準化すると、合併症以外のインシデント(汚染・滑り・機器トラブル)も減らしやすくなります。


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