主治医と担当医の違い
主治医と担当医は、どちらも患者の診療を担当する医師ですが、その役割や責任の範囲には違いがあります。
主治医
主治医とは、患者の疾患の診療方針全般に対して主たる責任を有する医師のことです。患者の病状や治療の進捗状況を把握し、治療方針を決定・調整する役割を担います。また、患者の精神面のケアや、他の医師との連携なども行います。
主治医は、原則として治療が終わるまで変わることがありません。そのため、患者は主治医に自分の病状や治療について、いつでも相談することができます。
担当医
担当医とは、主治医が率いるチームの一員として患者を治療する医師のことです。主治医の指示に従って、患者の診療や検査、治療などを行います。
担当医は、治療ごとに異なるケースがあったり、複数の医師が治療を担当したりするケースもあるため、変わることもあります。
主治医と担当医の違い
主治医と担当医の違いは、以下のとおりです。
項目 | 主治医 | 担当医 |
---|---|---|
役割 | 疾患の診療方針全般の決定・調整、患者の精神面のケア、他の医師との連携 | 診療や検査、治療の実施 |
責任の範囲 | 患者の全般的な健康状態 | 患者の治療 |
変更の可能性 | 原則としてなし | あり |
なお、主治医と担当医を兼任する医師もいます。