止血パッド 使い方と圧迫止血と固定

止血パッド 使い方と圧迫止血

止血パッドの使い方:最短で安全に止める要点
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最初の一手は「直接圧迫」

多くの止血パッドは、出血源に直接当てて圧迫することが前提です(貼るだけではなく、まず圧迫)。

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圧迫時間は製品で変わる

カオリン止血パッドは「3分間または止血まで圧迫」など具体指示があり、穿刺部は5分以上の圧迫を求める記載もあります。

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固定は「止血後」も重要

止血後にテープ・包帯・固定具で圧迫を維持し、再出血やズレを防ぎます(やり過ぎは循環障害に注意)。

止血パッド 使い方:適応と禁忌の確認

 

止血パッドは「どの出血にでも使える」わけではなく、まず適応(目的)と禁忌(使ってはいけない条件)を確認するのが安全です。PMDAの添付文書では、アルギン酸カルシウム系の止血パッドは、軽度の切り傷・擦り傷などで体液を吸収し保護する目的とされ、使用前に傷口洗浄を行い押し当て、必要があればテープで固定する流れが示されています。

一方、カオリン止血パッドの添付文書では「眼には使用しない」「体内遺残させない(閉創時に留置しない)」などの禁止事項が明記され、さらに特定の抗凝固薬抗血小板薬以外を使用中の患者には安全性未確認として使用しない旨が記載されています。

医療従事者の視点では、患者背景(抗凝固療法高血圧、肥満など)や創の種類(外傷・穿刺部・術後創)で、製品選択・圧迫時間・観察頻度が変わる点を最初に押さえると迷いが減ります。

止血パッド 使い方:洗浄→押し当て→圧迫→固定の手順

基本の流れは「洗浄→押し当て→圧迫→固定→観察」です。アルギン酸カルシウム系止血パッドの添付文書では、傷口を十分に洗浄し、包装から取り出して押し当て、必要に応じてテープ等で固定するとされています。

ここで重要なのは、“パッドを貼ったから止まる”ではなく、“出血源に直接接触させ、圧迫で止める”という原理である点で、カオリン止血パッドの使用方法にも「出血源に直接接触させ、その上から徒手的に圧迫」と明確に書かれています。

現場のコツとしては、圧迫中にパッドをずらして「止まったか確認」を頻繁に行うと、できかけた血餅を壊して再出血を招きやすいので、製品が指定する時間までは“動かさず圧迫を維持する”運用が合理的です。

止血パッド 使い方:圧迫時間と交換の目安

圧迫時間は製品によって具体的に異なり、カオリン止血パッドでは創傷部で「3分間、又は出血が抑えられるまで圧迫」、穿刺部位では「少なくとも5分間圧迫」など、用途別に記載があります。

また、同じ添付文書で「高血圧、肥満、又は薬物での抗凝固療法を受けている患者には、より長い圧迫時間が必要になる場合がある」とされ、時間設定を固定化しない注意点が示されています。

交換についても、カオリン止血パッドでは最大24時間の適用が可能、必要に応じ24時間毎またはそれ以上の頻度で交換、といった運用の上限が明記されており、長期貼付前提ではない点が重要です。

止血パッド 使い方:固定と剥がし方(皮膚トラブル予防)

止血後の固定は、再出血予防と創部保護の要です。カオリン止血パッドでは、圧迫を維持するため固定具(または同等の圧迫固定用ドレッシング材)を用いる手順が記載され、固定圧迫は少なくとも30分間行い、その後は段階的に圧迫解除する方法まで説明されています。

剥がし方も見落とされがちですが、同添付文書では「そっと取り除く」「取り除きにくい場合は滅菌生理食塩水で濡らして取り除く」など、創面損傷を避けるための具体策が示されています(ただし穿刺後の止血で余分な吸水を防ぐため“使用時に濡らさない”注意もあるため、濡らすのは“除去が難しい場合”に限るのが筋です)。

固定材による皮膚障害が懸念される場合、同添付文書では「保護フィルムと組み合わせる」「粘着成分に敏感な場合は別の固定法を選ぶ」といった考え方が書かれており、スキントラブルが起きやすい患者では最初から選択肢を準備しておくと安全です。

止血パッド 使い方:独自視点の“失敗パターン”とリカバリー

検索上位の説明は「当てて圧迫」「固定」といった正解手順が中心になりがちですが、現場で事故につながるのは“外形は正しいのに止まらない”ケースです。カオリン止血パッド添付文書には「本品は、実際の出血源に接触させる必要がある」「出血の近位部に貼るだけでは止血に影響を与えられない」という注意があり、失敗の典型が“出血点に当たっていない”ことだと明文化されています。

リカバリーとしては、①出血源の同定(光・吸引・体位で視野確保)→②出血源へ再接触→③指圧の方向を“血管走行に直交”させ圧を逃がさない→④十分な固定圧が得られない場合は医療用テープや手動圧迫など他手段に切り替える、という流れが合理的で、固定圧不足で止血できない可能性がある点も添付文書で注意されています。

もう一つ意外に効くのは「貼りっぱなしによる見た目の安心」を疑うことです。アルギン酸カルシウム系では、数日間貼り続けるとパッド自体が溶け出すことがあるが害はない、と記載されており、見た目の変化を“感染や壊死”と誤認しない一方、熱感・腫脹・化膿など別の危険サインは切り分けて評価する必要があります。

止血パッド 使い方の公式情報(禁忌・使用方法・注意点の根拠)

PMDA「タマガワ止血パッド」添付文書(洗浄→押し当て→固定、禁忌、溶け出しの注意など)
PMDA「QuikClot カオリン止血パッド」添付文書(圧迫時間、固定、禁忌、除去方法、抗凝固薬の注意など)

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