民間医局は、民間の医師向け就職あっせんサイトです。株式会社 メディカル・プリンシプル社が運営。
ぶっちゃけ、求人情報はそこまで強力ではないのですが、
会員登録すると、保険が割引になるため、個人の非常勤医師の多くが登録しています。
目次
民間医局の評判/紹介
民間医局は、ドクター向けの求人情報サービスです。以下のようなサービスをおこなっています。
- 医療情報の発信
- 転職支援サービス
- 福利厚生・ドクター向け保険
民間医局の本 ドクターマガジン
医療・地域情報、セミナー・イベント情報、ドクターズマガジンの発行などを行っています。特に200号続いているドクターズマガジンは、医師必読。注目の医師や新技術、医療界のニュースなどが特集されています。
バックナンバーは1冊500円かかるのですが、民間医局に無料登録で、毎月タダで配られます。
民間医局の求人情報 専任のエージェントサービス
医師の転職、アルバイト(定期、スポット)をあっせんするサービスです。
ウェブ上で、条件指定を行って仕事を検索できるサービスに加えて、エージェントサービスがあります。
エージェントは、先生ひとりひとりに専任の担当者がついて、職探しと条件交渉を代わりにやってくれるんですね。
転職、アルバイトともに対応していて、細かい要望を聞いてくれます。このへんは専任ならではですね。エージェントサービスも、無料会員登録すれば無料で使えます。(料金は一切発生しません)
民間医局の医賠責(いばいせき)
民間医局の目玉とも言えるのが、ドクター向け保険。
医師は、一般の会社員と違って、医療行為のミスに対する賠償請求が病院ではなく、医師個人に来るケースがあるんですね。
常勤でおつとめの先生だけでなく、非常勤の先生にも対応しているのがポイント。非常勤先での事故も補償されます。
支払限度額は、免責金額設定なし(=事故発生時の事故負担金0円)で1事故2億円まで。民間医局に無料登録すると、団体割引20%オフで加入できます。
特に、非常勤の勤務先をもつ先生は、こんな保険があるんだな…ということだけでも、チェックしておいてください。
民間医局の評判 / デメリット
民間医局のデメリットは、他社よりもアルバイト・非常勤情報が弱い点です。
民間医局は非常勤、バイト情報が少なめ
常勤の求人数は1万以上ありますが、定期の仕事は3,000以上、スポットの仕事は3,000以上という割合です。
民間医局自体は医療団体に独自のコネがあるわけではありません。医療機関の関連会社である医師転職サービスと比べると、競争が激しい現在は、転職情報の量も質も「並」と言えるでしょう。
2004年の新研修医制度にともない、医師が出身の医局だけじゃなく自分で研修先病院を選べるようになったころ、民間医局は当時日本最大の1万3,500件(2006年)という実績を作ってきました。
しかし今は、転職情報の量を大量に保有する紹介会社も増えてきました。
民間医局では、約80%が非公開求人で、登録前には求人情報がほとんど確認できません。全国対応のため、地方の求人も扱っていますが、一部のエリアでは、条件にあった求人が見つからないこともあるんですね。
民間医局は電話やメール相談はイマイチ
民間医局は、対面での相談に力を入れている反面、電話やメールでの相談は得意ではないようです。
例えば、民間医局の電話対応は平日の9時~18時となっていて、働きながら転職先を探す医師にとっては、「その時間は働いているから電話できないよ」ということになってしまいます。
そのため、メールや電話で転職活動を完結させたい医師にとっては使い勝手が悪いと思います。
その半面、面談場所は柔軟に対応してくれるので、メールで予定を知らせておけば、現在の職場近くのファミレスなどで面談など柔軟に対応が可能。
民間医局のアプリ「my医局」の評判は悪い
民間医局にはアプリが用意されています。
民間医局の最新ニュースが読めたり、求人支援情報を読むことができます。が、アプリをインストールする利便性はイマイチ。アプリの口コミ数もあまりなく、それほど利用されていない印象。
求人情報のマッチングは、転職支援サービスのエージェントサービスを利用すれば特に不自由ないんですよね。
民間医局の評判 / メリット
医師賠償責任保険などの、医師向け医療過誤補償保険サービスと、育児中の女医へのベビーシッター紹介などのサポート制度です。
民間医局の保険 医師賠償責任保険や所得補遺
一番の目玉。
多くの非常勤医師が、民間医局の保険を利用する目的で利用すると言っても良いでしょう。
医師賠償責任保険のほか、開業医向け医師賠償責任保険、団体長期障害所得補償保険、医師の生活安心保険など、目的別に保険が用意されています。
保険の掛け金に対して補償が高額である点、保険によってはWEB完結で申し込みが可能な点などが高く評価されています。
関連)医師向けの賠償保険まとめ
民間医局のベビーシッターサービス
また、民間医局ではベビーシッターサービスのHAS(Human Assistant Service)を用意しています。
年中無休、24時間対応でベビーシッターサービスを利用できるんですね。(東京・神奈川・千葉・埼玉)
民間医局会員は、入会金2万円が無料になる特典があります。
民間医局の面談 柔軟に調整可能
民間医局は紹介する医師との面談を5回はおこないます。
紹介先の医療機関、医師のマッチングに間違いが生じないよう、手間と時間をかけるんですね。
「紹介先の病院の前で紹介会社と医師が名刺交換してた」という悪徳会社が存在すると言われています。そこで初めて会ったんかいっていう。
「うわ5回も。面倒だな」という気もしますが、転職後にモメて、また1から転職活動をやり直すハメになったら、「5回くらいは面談しておきゃよかった」と後悔すると思います。
事前に転職希望を対面して把握しておくことで、「就任して4日目に離職した」なんていうトラブルを防ぐことができるんですね。
もちろん、面談の場所は職場や自宅近くなど、医師側に合わせてくれますよ。
退職に関するアドバイスも行ってくれます。転職したいのに退職ができない…という心配はなくなるえしょう。面接日程の調整や、合否連絡、退職手続き方法など、転職の面倒な連絡、事務手続きをキャリアアドバイザーがサポートしれくれます。
民間医局では、雇用契約書を交付しトラブりにくい
また、民間医局は転職時には雇用契約書の交付を行います。
実は、医師の転職には雇用契約書の交付は義務付けられていません。そのため、適当な口約束で紹介先と医師にウソの条件を言って、紹介料を稼ぐ悪徳業者が横行しているんですね。(トラブル後の罰則もなし)
雇用契約書は法的な力を持つので、ブラックな医療機関は作成を嫌がります。医師に取っては「地雷よけ」になるということですね。
民間医局では、面談を重ねたり、書類を作成したりと一見面倒なことをやっているように思えますが、転職後のトラブルで振り回されることを考えると、ちょっとした手間も納得できると思います。
民間医局の評判 / 公式サイト
民間医局を利用しても、直接紹介料を支払う必要はありません。無料で利用できます。
あなたが仕事についたときに、あなたの勤め先の医療機関から、民間医局に紹介料が支払われます。
ちなみに紹介料の相場は、常勤の仕事に就いた場合で医師の年収の20%と言われています。成功報酬という形態ですが、エージェントは就職成功時に十分な報酬を得るので、あなたは遠慮なくエージェントに色々お願いして構わないというわけです。
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