同名半盲 見え方 と 視野 検査 リハビリ 訓練

同名半盲 見え方 と リハビリ

同名半盲の見え方:臨床で押さえる要点
🧠

同名半盲は「目」より「脳」の視野障害

両眼で同じ側が欠けるため、片眼遮閉では解決せず、病変部位と視野の対応をセットで説明するのが重要。

👀

検査は「どこが欠けるか」だけでなく「生活の危険」を推定

ハンフリー/ゴールドマンなどの特性差を理解すると、転倒・衝突、読み困難の背景が見えやすい。

🏃

リハビリは代償が中心:探索と眼球運動の設計

「見えない領域を増やす」より、「見えない側に探しに行く」戦略(サッケード等)でADLの不利益を下げる。


<% index %>

同名半盲 見え方 の 症状 と 原因(脳卒中)

 

同名半盲は、左右どちらか一方の視野が「両眼で同じ側」欠ける病態で、後視交叉(視索〜外側膝状体〜視放線〜後頭葉)といった脳の視覚経路の障害で生じます。

医療面接で患者が述べる「見え方」は、単に“真っ黒に欠ける”よりも、「人や物にぶつかる」「食事の皿の片側を残す」「読み始めや改行で迷う」など行動として表現されることが多く、ここを症候→生活機能へ翻訳して拾う必要があります。

また同名半盲(視野欠損)と半側空間無視(注意障害)は混同されやすく、同じ“片側が扱えない”でも機序が異なり、評価と介入の組み立てが変わります。

臨床上、患者説明で有用なのは「目に入っていない」のではなく「脳がその方向の情報を受け取れない」ために、本人の努力だけでは“自然には埋まらない”ことがある、という整理です。

参考)【2024年版】半盲の原因・機序・診断・予後・リハビリテーシ…

一方で、視野欠損があると反対側の探索量が増えて疲労しやすく、訓練導入時に“疲れやすさ”や“集中の揺れ”を見逃すと離脱につながります。

参考)https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9997164/

同名半盲は成人でも可塑性や代償が起こり得る領域であり、「支援設計で生活の困難が下がる」という見通しを提示すると、患者の主体性が上がりやすい点も重要です。

参考)https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4206079/

同名半盲 見え方 の 視野 検査(ハンフリー と ゴールドマン)

視野評価では、動的量的視野計(ゴールドマン)と自動視野計(ハンフリー)が代表的で、測れる範囲や得意領域が異なります。

ゴールドマンは周辺を含む「視野全体」を把握しやすく、ハンフリーは中心付近(例:中心30度など)の詳細評価に向きます。

さらに視野障害の認定など実務では、ゴールドマンとハンフリー(エスターマン両眼開放)で等級が一致しないことがある、という“検査結果の読み違いポイント”が現場では盲点になりがちです。

医療従事者向けの説明としては、「検査は“欠けの形”を見るだけでなく、両眼開放時に生活視野がどれだけ機能しているか(例:エスターマン)を推定できる」ことを押さえると、患者の納得につながります。

参考)身体障害認定の視野検査はゴールドマン視野計と自動視野計のどち…

また、同名半盲が疑われても明瞭でないケースで、別法で検出が明確になる症例報告がある点は、評価の“詰め”として覚えておくと役立ちます。

参考)https://square.umin.ac.jp/jips/meeting-seminar/pdf/ken27_h19n112.pdf

外来や回復期で「検査データはあるが生活での困難が説明できない」場合、中心視野寄りの検査だけでなく、周辺視野・両眼開放条件・探索行動の観察を組み合わせる視点が必要です。jiyugaoka-kiyosawa-eyeclinic+1​

同名半盲 見え方 と 生活(歩行 読み 衝突)

同名半盲はADLに直結しやすく、特に歩行では障害物回避や人混みでの衝突リスクが上がり、片麻痺など運動障害が併存すると負担が増える可能性があります。

読みでは、欠損側に文字列が流れる配置だと次の単語や行頭が見つけにくくなり、本人は「見えない」より「読めない」「疲れる」と表現しやすい点が臨床の落とし穴です。

生活場面の指導では、環境調整(座位で欠損側に重要物を置かない、歩行導線を単純化する等)と、探索の“型”を決める介入がセットで効果を出しやすいです。

医療者が注意したいのは、同名半盲の患者が「見えている側」に過剰依存し、結果として頸部回旋や体幹回旋が偏り、肩こり・頸部痛・転倒恐怖など二次的問題を抱えることがある点です。

このため、単に「首を回して見てください」ではなく、いつ・どこで・どの幅で視線移動するか(眼球運動+頭部運動の役割分担)を具体化し、行動レベルで再現できる指導が望まれます。

参考)https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC1738779/

また半側空間無視が併存する場合は、視野欠損の代償だけでは不十分で、注意を欠損側へ向けるための刺激設計や声かけなども並行して必要になります。akita-rehacen+1​

同名半盲 見え方 の リハビリ 訓練(サッケード 視覚探索)

同名半盲のリハビリは、大きく「代償(compensation)」「回復(restitution)」「置換(substitution)」の考え方で整理され、臨床的に使われやすいのは代償、つまり見えない側へ探しに行く行動戦略の獲得です。

視覚探索(Visual Search)を用いたサッケード訓練は、欠損側へ効率よく眼球運動を出すことを狙い、訓練により探索のパフォーマンス改善を示した報告があります。

長期フォローを含む研究でも、スキャニング訓練や読みに特化した訓練で機能改善がみられ、助言のみの群より訓練の効果が示唆されています。

一方で患者は「訓練しても見えるようにならない」と感じやすいため、目標設定を「視野が戻る」より「生活で困る頻度を減らす(衝突・読み時間・疲労)」に置くと、説明の整合性が取りやすくなります。pmc.ncbi.nlm.nih+1​

補助具としてプリズムレンズが選択肢に挙がることもあり、適応・不適応を踏まえて多職種で調整する姿勢が現実的です。stroke-sci+1​

また、視覚—聴覚の同時刺激など多感覚アプローチで改善を示した報告もあり、単一モダリティに固定しない訓練設計のヒントになります。

同名半盲 見え方 の 独自視点:blindsight と sightblindness の 評価

同名半盲は“欠損側は何もできない”と捉えられがちですが、研究領域では盲視(blindsight)と呼ばれる「意識には上らないが反応できる残存能力」が議論されており、臨床の説明にも応用余地があります。

さらに同名半盲では、欠損側だけでなく「見えているはずの側」に微妙な障害(sightblindness:blindsightの逆)を示す可能性が報告され、探索のミスや疲労の説明に役立つ視点です。

ここが意外な落とし穴で、視野欠損の図だけを見て「健側は正常」と決め打ちすると、訓練負荷の設定(課題難度・提示時間・休憩設計)を誤り、パフォーマンスが伸びない原因になります。

臨床での実装としては、視野図と課題成績が一致しないときに「注意・疲労・探索戦略・健側の微細な感度低下」を疑い、課題を細分化して観察するのが現実的です。pmc.ncbi.nlm.nih+1​

また、欠損側への反復刺激やフリッカー刺激で視覚機能が改善し得る可能性を示した報告もあり、代償訓練だけで行き詰まるケースの“次の一手”の情報として知っておく価値があります。pmc.ncbi.nlm.nih+1​

患者には「脳は学習するが、学習の仕方を間違えると非効率な癖も固定される」ため、評価→課題設計→フィードバックの循環が重要だと伝えると、訓練の意味づけが明確になります。pmc.ncbi.nlm.nih+1​

視野検査(認定・実務)での検査選択と注意点。

身体障害認定の視野検査はゴールドマン視野計と自動視野計のどち…

同名半盲の代償訓練(視覚探索・眼球運動訓練)の研究背景。

Saccadic visual search training: a treatment for patients with homonymous hemianopia - PMC
Objectives: We describe a novel rehabilitation tool for patients with homonymous hemianopia based on a visual search (VS...

同名半盲のリハビリ総論(可塑性、代償・回復・置換、blindsight含む)。

https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4206079/

脳卒中の後遺症に驚きの活脳鍼【続編】: 同名半盲、複視、麻痺、痙縮の改善例続出!