テルフィス 効果と肝性脳症とアミノ酸

テルフィス 効果

テルフィス効果:押さえる3点
🧠

狙いは肝性脳症の改善

慢性肝障害時の脳症(肝性脳症)改善が効能・効果。BCAA比率を高めた特殊アミノ酸組成で病態に介入します。

⚖️

指標はフィッシャー比

BCAA/AAA(フェニルアラニン等)バランスの是正が中心概念。血中・脳内アミノ酸パターンの「歪み」を整えます。

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安全性は低血糖と高アンモニア

重大な副作用として低血糖・高アンモニア血症が明記。投与中は血糖とアンモニア、酸塩基平衡、体液バランスを意識します。

テルフィス 効果と効能・効果と用法用量

 

テルフィス点滴静注の効能・効果は「慢性肝障害時における脳症の改善」で、対象は肝性脳症(顕在化した意識障害を含む病態)に絞られています。

用法・用量は通常成人で1回500~1000mLを点滴静注し、投与速度は500mLあたり180~300分が基準です。

中心静脈栄養ルートを用いる場合は、500~1000mLを糖質輸液等に混和し、24時間かけて中心静脈内に持続注入する、と整理されています。

現場の「効いた/効かない」の会話が噛み合わない原因として、肝性脳症には誘因(感染、便秘、消化管出血、過量の鎮静薬など)が複数あり、輸液だけで完結しない点が挙げられます。

参考)分岐鎖アミノ酸は肝性脳症の症状を改善する

したがってテルフィスの位置づけは、誘因治療やラクツロース等の標準治療を補完しつつ、アミノ酸インバランスという土台を正す“病態標的の栄養的介入”として捉えると説明しやすくなります。

参考)http://www.hyoyaku.org/cntnt.php?cnt=805

テルフィス 効果と分岐鎖アミノ酸とフィッシャー比

テルフィスは肝不全時の病態を考慮し、分岐鎖アミノ酸(BCAA)を35.5%配合し、芳香族アミノ酸やトリプトファンの配合比率を減らした「特殊アミノ酸組成」の注射剤と説明されています。

この設計思想の中心にあるのがフィッシャー比で、IFには本剤のフィッシャー比(BCAA/AAAモル比)が示され、BCAA優位の組成であることが数値でも裏づけられています。

フィッシャー比は健常人では概ね3~4で、肝機能低下でAAA増加やBCAA低下が起きると値が低下する、という基礎知識が日本薬学会でも整理されています。

肝硬変でBCAA補充が肝性脳症やアンモニア代謝に関わること、また臨床応用の“弱点(万能ではない点)”があることは、肝臓領域の総説でも論点化されています。

参考)https://www.jstage.jst.go.jp/article/kanzo/63/1/63_1/_pdf

さらに、患者説明では「BCAAは筋肉合成にも関与し、肝硬変ではBCAAが下がりやすい」という文脈が使いやすく、栄養療法の必要性を腹落ちさせやすい情報になります。

参考)栄養療法が肝硬変の予後を決定する|大塚製薬

テルフィス 効果と作用機序とモノアミン代謝

添付情報では、テルフィスは血中および脳内の遊離アミノ酸パターンを改善し、脳内のモノアミン代謝異常を改善することで肝性脳症を改善させる、と作用機序が記載されています。

また、門脈下大静脈吻合ラット(肝性脳症モデル)でフィッシャー比が是正され、脳内モノアミン代謝異常が正常化、睡眠覚醒リズム異常も改善したとされています。

アンモニアを負荷した同モデルでも、フィッシャー比是正と血中アンモニア低下、脳波やモノアミン代謝の改善が観察された、という前臨床のストーリーが明確です。

ここで「意外と誤解されやすい点」は、テルフィスが“アンモニアそのものを中和する薬”ではなく、アミノ酸組成を介して脳内環境(神経伝達物質系の前駆体バランス)に寄与する設計であることです。

参考)https://medical.terumo.co.jp/sites/default/files/assets/tenbun/470034_3253404A3063_1_04.pdf

そのため、アンモニア値が高い=即テルフィス単独で解決、ではなく、誘因検索と窒素負荷、便通管理、感染管理を同時に回す必要がある、という臨床の現実に話をつなげられます。

必要に応じて、作用機序の根拠として添付文書(薬効薬理)を一次資料で示すと、院内の合意形成が速くなります。


参考(薬効薬理・動物モデル・作用機序の該当箇所):テルフィス点滴静注 添付文書(薬効薬理・肝性脳症モデル)

テルフィス 効果と副作用と禁忌(低血糖・高アンモニア)

重大な副作用として「低血糖」「高アンモニア血症」が挙げられており、発現時はブドウ糖投与や窒素源(本剤を含む)の中止を含めた適切な処置が求められます。

IFでは低血糖の背景として、急激な栄養素投与で細胞内へのブドウ糖取り込みが促進されること、肝障害でインスリン分解が低下し高インスリン血症になり得ること、肝グリコーゲン貯蔵不足が重なる可能性が説明されています。

高アンモニア血症についても、投与アミノ酸の代謝でアンモニアが産生され、肝で尿素化されるが肝機能障害で尿素産生が抑制されるため発現し得る、という記載があります。

禁忌は「重篤な腎障害(透析・血液ろ過実施中を除く)」と「アミノ酸代謝異常症」で、窒素性老廃物の蓄積やアミノ酸インバランス助長が理由として整理されています。

参考)テルフィス点滴静注の効能・副作用|ケアネット医療用医薬品検索

慎重投与として「高度のアシドーシス」「うっ血性心不全」「透析・血液ろ過中の重篤腎障害」が挙げられ、循環血液量増加や酸塩基平衡悪化への注意が示されています。

投与設計では、ナトリウム・クロルを含有するため大量投与や電解質液併用で電解質バランスに注意、という“輸液としての落とし穴”も明記されています。

テルフィス 効果と独自視点:検査設計とチーム連携(血糖×アンモニア×睡眠覚醒)

検索上位の解説は「BCAA」「フィッシャー比」「肝性脳症改善」で止まりがちですが、現場で差がつくのは“何をいつ測って、誰がどう動くか”の設計です。

たとえば添付情報にある通り、低血糖と高アンモニア血症はどちらも「代謝の揺れ」として同時に起こり得るため、開始~数時間で血糖チェック、意識レベル変化があればアンモニア再検、という一連の監視が合理的です。

また動物モデルで睡眠覚醒リズム異常の改善が触れられている点は、夜間せん妄や昼夜逆転が問題になる患者で、看護評価(睡眠、見当識、手指振戦など)を“薬効の観察項目”に組み込む発想につながります。

チームでの運用案(例)。

・🩸血糖:開始前、開始後1~2回、その後はリスク(低栄養・高齢・糖代謝異常)で頻度調整。

・🧪アンモニア:意識変容・羽ばたき振戦・悪心増悪などの変化点で再評価(「遷延」なら窒素源中止を検討)。

・💧体液・酸塩基:心不全・腎障害・アシドーシス背景では入出量、血液ガス、電解質をセットで見る。

この「観察設計」を文章化しておくと、テルフィスの効果判定が“雰囲気”から“チームで再現できる基準”に変わり、申し送りの質が上がります。

さらに、BCAA投与の位置づけはエビデンス整理も進んでおり、肝性脳症に対するBCAAの有用性を検討したシステマティックレビュー(Cochrane)の概説も、説明補助として引用しやすいです。

必要に応じて、権威性のある日本語情報として以下も参照すると、フィッシャー比の説明が短く正確になります。

参考)https://www.pharm.or.jp/words/word00950.html


参考(フィッシャー比の定義・健常値・肝機能低下で低下する理由):日本薬学会:フィッシャー比

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