ストルバイト結石 犬 おやつ 療法食 水分

ストルバイト結石 犬 おやつ

この記事のポイント
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まず「原因は感染か?」を押さえる

犬のストルバイト結石は細菌感染(膀胱炎)が関与しやすく、尿pHがアルカリに傾くと形成リスクが上がります。

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療法食中は「おやつ」が治療を壊す

療法食はミネラルや尿pH、飲水量まで設計されており、追加の間食でバランスが崩れる可能性があります。

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独自視点:おやつを「水分投与の道具」にする

おやつをゼロにできない症例では、選び方より先に「水分を増やすための設計」に切り替えると説明が通りやすくなります。

ストルバイト結石 犬 細菌 感染 膀胱炎

 

ストルバイト結石(リン酸アンモニウムマグネシウム)は、尿中ミネラルが結晶化して形成されますが、犬では「細菌感染に伴う膀胱炎」が強く関与しやすい点が臨床で重要です。

具体的には、細菌が尿素をアンモニアへ変換することで尿pHがアルカリ性に傾き、ストルバイトができやすい環境になります。

したがって食事やおやつの議論に入る前に、尿沈渣・尿培養、抗菌薬適正使用、再検査のタイミングを飼い主説明の「軸」に置くと、指導がぶれにくくなります。

現場で伝わりやすい言い換えとしては、次のように整理できます。

・「ストルバイト=食べ物だけの病気」ではなく、「感染があると石が育ちやすい病気」です。jvma-vet+1​

・療法食は“石の材料を減らす”だけでなく、尿pHや尿量に介入する設計が柱です。

参考)https://www.jill-ah.com/new_top/img/%E4%BB%A4%E5%92%8C%E5%85%83%E5%B9%B412%E6%9C%8825%E6%97%A5/%E7%99%82%E6%B3%95%E9%A3%9F%E3%81%A8%E3%81%AF%20%E5%81%A5%E5%BA%B7%E8%A2%AB%E5%AE%B3%20%E4%BA%8B%E4%BE%8B.pdf

・感染が残れば、食事だけで石が落ち着きにくいケースが出ます。jvma-vet+1​

ストルバイト結石 犬 食事 療法食 pH

ストルバイトは「酸性尿で溶けやすい」性質があるため、療法食ではミネラル成分の調整に加え、尿pHを結石ができにくい範囲へ整える設計が重視されます。

またストルバイトは、特別な事情がない限り、まず栄養学的に溶解を狙う内科的治療(療法食)が推奨される、という整理がされています。

この前提に立つと、おやつの扱いは「嗜好の問題」ではなく、「治療デザインを維持できるか」という医療安全の話に変わります。

説明用の要点(医療従事者向けのまとめ)は以下です。

・療法食は、マグネシウム等のミネラル、イオンバランス、尿pH、尿量確保に配慮して組み立てられています。

・飼い主が“良かれと思って”追加した一般フードやトッピングで、設計が崩れる可能性があります。

参考)https://jvma-vet.jp/about/projects/pdf/h25-ryouhousyoku.pdf

・したがって療法食のフェーズでは「勝手な追加をしない」こと自体が治療行為です。jvma-vet+1​

ストルバイト結石 犬 おやつ 注意 再発

再発予防の観点では、療法食で状態を整えていても「おやつ」でミネラルや栄養バランスが崩れる可能性があるため、メーカー情報でも注意喚起されています。

実臨床でも、ストルバイトでは療法食が基本で、獣医師のOKが出るまで療法食以外(おやつ・トッピング)を止めることが推奨される、という説明がなされています。

さらに、療法食の適正使用に関する日本獣医師会資料では、溶解後も再発防止用療法食での管理が示され、自己判断で一般食へ戻すことの問題が扱われています。

ここで「おやつを絶対にゼロ」と言い切ると、飼い主が隠れて与えるリスクが上がることがあります(いわゆるアドヒアランスの問題)。

そのため医療者側は、次のような“段階”の提示が実務的です。

✅ ステップ1(溶解・炎症コントロール期):原則おやつ中止を最優先にして、理由を「pH・ミネラル・設計が崩れる」からと具体化する。jill-ah+1​

✅ ステップ2(維持期):再発予防の療法食を続けつつ、どうしても必要なら「量・頻度・代替案」を個別に設計する。jill-ah+1​

✅ ステップ3(再発例):感染や排尿管理(水分・排尿頻度)まで含めて再評価し、「おやつの話だけで片付けない」方針に戻す。royalcanin+1​

ストルバイト結石 犬 水分 量 トイレ

尿路結石のリスクは、尿中ミネラルの問題だけでなく「尿が濃くなる(尿量が減る)」状況で上がりやすく、療法食でも尿量確保に配慮する設計がポイントとして挙げられています。

また、トイレ回数が少ない=膀胱内に尿が溜まる時間が長いと、尿中ミネラル濃度が上がり、結晶化が起こりやすい、という整理がされています。

臨床指導としては「水を飲ませる工夫」「我慢させない」「生活習慣の調整」が再発予防の柱であり、おやつの是非はその一部に位置付けると筋が通ります。

おやつに絡めて実装しやすい工夫を、現場向けに書き分けます。

・💧水飲み場を増やす/新鮮な水を複数箇所に置く(飲水機会の増加)。

・🚽散歩や排尿機会を増やし、「我慢時間」を短くする(膀胱内滞留時間の短縮)。jill-ah+1​

・🥫(症例により)ウェットフード活用で水分摂取量を稼ぐという考え方もある。

ストルバイト結石 犬 おやつ 独自視点 仕事

検索上位は「おやつはダメ」「療法食が大事」で終わりがちですが、現場では“おやつ要求”をゼロにできない犬と飼い主が一定数います。

そこで独自視点として、おやつを「栄養」ではなく「行動医療+水分管理のツール」と再定義すると、アドヒアランスが上がる場面があります。

例えば、療法食設計(尿pH・尿量・ミネラル)を崩さないことが大前提である、と先に合意した上で、犬の生活上の“報酬”を別ルートで設計します。

具体的には、次のような説明の組み立てが実務的です。

・🎯目的を1行で統一:「石を溶かす/再発させないために、尿の状態を整える」。hills+1​

・🧩おやつを“行動の報酬”として分解:食べ物以外の報酬(散歩開始の合図、遊び、ブラッシング等)に置換してもらう。

・🧪家庭内モニタリングの話題を加える:尿pHは食事や運動で日内変動するため、測るなら同じタイミングで、という注意点を添えると「なぜ勝手に変えないか」が腑に落ちやすいです(測定は主治医指導の範囲で)。

参考)https://www.pochi.co.jp/ext/magazine/2019/08/consalting-20190822.html

以下は権威性のある日本語リンクとして、飼い主指導の背景説明にも使いやすい資料です。

療法食の適正使用(溶解後も再発防止療法食、自己判断で一般食へ戻す問題など)。

https://jvma-vet.jp/about/projects/pdf/h25-ryouhousyoku.pdf

下部尿路疾患の全体像(犬のストルバイト結石は細菌感染が大きい、療法食はpH・ミネラル・尿量に配慮、おやつ注意など)。

https://portal.v.royalcanin.jp/health-and-foods/urinary/

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