スキリージ 薬価 2025
スキリージ 薬価 2025 の製剤別一覧(皮下注・点滴静注)
医療現場で「スキリージの薬価」と言った場合、実務的には“どの規格・剤形か”が最初の分岐になります。
皮下注シリンジ、皮下注ペン、皮下注オートドーザー、点滴静注で薬価単位が異なり、導入(導入期)と維持(維持期)の設計が同じ薬でも変わって見えるためです。
ここでは、2025年(薬価基準の切替が反映されるタイミングを含む)に参照されやすい規格を、検索で当たりやすい表現で整理します。
| 製品名(例) | 規格 | 薬価(単位) | 備考 |
|---|---|---|---|
| スキリージ点滴静注600mg 10mL | 600mg/瓶 | 190,369円/瓶 | 薬価データベースで同額表記が複数確認されます。 |
| スキリージ皮下注75mgシリンジ0.83mL | 75mg/筒 | 233,885円/筒(2025年4月以降) | 旧薬価との差が出る時期が明記される情報源があります。 |
| スキリージ皮下注150mgシリンジ1mL | 150mg/筒 | 474,616円/筒 | 皮下注の中心規格として参照されやすいです。 |
| スキリージ皮下注150mgペン1mL | 150mg/キット | 474,761円/キット | “ペン”は院内採用・自己注射指導の都合で選ばれることがあります。 |
| スキリージ皮下注180mgオートドーザー1.2mL | 180mg/キット | 259,358円/キット | 消化器領域の投与設計と合わせて確認されがちです。 |
| スキリージ皮下注360mgオートドーザー2.4mL | 360mg/キット | 502,353円/キット | 維持療法側の議論で登場しやすい規格です。 |
上記の金額は、薬価検索系データベースおよび医薬品データベースで確認できる公開情報ベースです。特に75mg製剤は、2025年4月1日以降の薬価と旧薬価が併記される形で提示されている例があり、院内マスター更新時期の確認に役立ちます。
参考(薬価の根拠に使いやすい、製剤別薬価の掲載):KEGG MEDICUS:リサンキズマブ(スキリージ)商品一覧と薬価
参考(旧薬価と新薬価の併記があり、切替時期の確認に使える):薬価サーチ:スキリージ同効薬・薬価一覧(新旧薬価併記)
スキリージ 薬価 2025 の読み方:中間年改定と「カテゴリ別」対象の考え方
2025年度の薬価改定は、従来の“機械的な一律ルール”とは異なり、カテゴリ別に改定対象を設定する考え方が強調されました。
医療従事者の実務として重要なのは、「薬価が下がった/据え置き」だけでなく、次回改定や算定の説明で“なぜそうなるのか”を院内で共有できる状態にしておくことです。
公開解説としては、2025年度薬価改定のポイントとして、改定対象の割合、乖離率の考え方、加算・控除、最低薬価の引き上げ(約3%程度)などが整理されています。
薬価は単なる数字ではなく、卸価格(市場実勢価格)と薬価の乖離、調整幅、制度上の加算・控除で動くため、「2025年は何が変わった年か」を掴むと、スキリージの薬価を院内で説明しやすくなります。
参考(2025年度薬価改定の要点整理、乖離率や最低薬価の記載):PHC メディコム:2025年度(令和7年度)薬価改定のポイント
参考(業界団体から見た“骨子”の受け止め、乖離率の言及):日本製薬工業協会:2025年度(令和7年度)薬価改定について
スキリージ 薬価 2025 と適応・用法用量(皮下注/点滴静注)の実務リンク
薬価を「患者あたりの治療費」へ落とすには、添付文書ベースで用法用量・投与間隔を確認し、導入期と維持期を分けて考える必要があります。
同じスキリージでも、皮膚科領域(乾癬など)で主に皮下注中心に運用される場合と、消化器領域(クローン病・潰瘍性大腸炎など)で点滴静注導入から皮下維持へ移行する場合では、医事・薬剤部・外来導線(投与場所、調製、投与時間)の設計が変わります。
点滴静注600mg製剤については、一般的な公開医薬品データベースで「クローン病の寛解導入療法」「潰瘍性大腸炎の寛解導入療法」に対して、600mgを4週間隔で3回(初回、4週、8週)投与する運用が明示されています。
ここがコストの山場になりやすく、薬価(1瓶あたり)×導入回数に加えて、点滴バッグ希釈などの手技・投与枠の確保が必要になる点が“皮下注だけの薬”とは違う落とし穴です。
参考(医療従事者向けに添付文書やIFに辿れるハブ):PMDA:スキリージ(リサンキズマブ)医療関係者向け情報
参考(点滴静注の用法用量や希釈手順の記載がまとまっている):data-index:スキリージ点滴静注600mg 基本情報
スキリージ 薬価 2025 と患者負担:高額療養費・助成制度の説明ポイント
患者が知りたいのは「薬価」よりも「結局いくら払うか」です。
そのため医療者側は、薬価(公定価格)→レセプト請求→自己負担割合(1〜3割など)→高額療養費(所得区分)→公費や難病等の助成、という順に“段階を分けて”説明すると、誤解が減ります。
特に生物学的製剤では、初回導入期(点滴静注が絡む場合)で月内の医療費が跳ねやすく、「初月だけ急に高い」ように見えることがあります。
ここで「月をまたぐと自己負担の見え方が変わる」「多数回該当で上限が変わる可能性がある」など、制度運用の説明がセットになると、治療継続率や受診中断の抑制に効くことがあります(医事課・MSWとの連携が重要)。
参考(患者向けだが、自己負担の説明設計のたたき台として使える):スキリージ公式:治療費早見表(乾癬・乾癬性関節炎)
スキリージ 薬価 2025 の独自視点:院内DX(薬価マスター更新・同効薬比較・処方設計)で損を防ぐ
検索上位では「薬価いくら?」で終わりがちですが、現場で本当に事故が起きやすいのは“院内システムと運用のズレ”です。
薬価改定のタイミング(例:4月1日切替)で、薬価マスター、院内採用薬の規格(シリンジ/ペン/オートドーザー/点滴静注)、セット処方、注射オーダ、外来注射枠、在庫ロット、患者自己注射指導文書が連動していないと、請求や在庫のムダが発生します。
意外に見落とされるのが、同じ「150mg」でも“シリンジ”と“ペン”で薬価単位が別で、わずかな差でも患者数が増えると影響が積み上がる点です(採用品目の一本化が難しい施設ほど要注意)。
また、消化器領域では導入期が点滴静注で固定される一方、維持期の皮下規格選択や投与間隔が運用上のボトルネックになりやすく、医師の処方意図(寛解維持・効果減弱時対応)を薬剤部が“用量設計として読める”状態にしておくと安全です。
論文面でも、リサンキズマブ(抗IL-23p19)はクローン病の維持療法で臨床的寛解や内視鏡評価を含むエンドポイントの報告があり、現場では「いつまで続けるか」「どの評価指標で切り替えるか」がコストにも直結します。
参考(維持療法のエビデンス概要にアクセスできる):PubMed: Maintenance Risankizumab Sustains Induction Response(要旨)
参考(実臨床データとして導入・維持の投与設計も読み取れる):BMJ Frontline Gastroenterology:リアルワールドでの有効性・安全性
最後に、医療機関向けの運用チェックリスト(簡易)を置きます。
- ✅ 2025年4月1日以降の薬価に院内マスターが追随しているか(特に75mgの新旧薬価差の表記がある規格)。
- ✅ 皮下注(シリンジ/ペン/オートドーザー)と点滴静注(600mg)の採用規格が、診療科の実際の投与設計と一致しているか。
- ✅ 患者説明は「薬価」ではなく「窓口負担→高額療養費→公費」の順でテンプレ化されているか。
- ✅ 効果減弱時の対応(再導入や用量調整の考え方)が、添付文書・院内ルール・オーダセットで整合しているか。