送気送水ボタン オリンパス 内視鏡 バルブ 洗浄

送気送水ボタン オリンパス 内視鏡

この記事でわかること
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送気送水ボタン(バルブ)の役割

「なぜ効きが悪くなるのか」「どこが汚れやすいのか」を構造イメージで整理し、点検の着眼点を持てるようにします。

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洗浄・乾燥で差が出るポイント

操作部は“外から見える汚れ”より、バルブ周辺の残留水分・残渣が問題になりがちです。再現しやすい失敗例と予防策をまとめます。

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交換・管理の考え方

ディスポ/リユース運用、交換タイミング、在庫・ロット管理の実務を、現場で回る形に落とし込みます。

送気送水ボタン オリンパスのバルブ機能と構造イメージ

送気送水ボタン(送気送水バルブ)は、内視鏡の操作部で「送気(空気)」と「送水(水)」を切り替え、先端側の送気送水口から供給するための中継点です。

現場では“ボタン”と呼ばれますが、実態は小さなバルブ機構で、押下量や密着状態で流量が変わり、わずかな固着や変形でも体感上の効きに影響します。

特に注意したいのは、送気・送水のどちらも「通る経路が同じ」ではなく、切換えや封止(シール)の状態に依存する点です。内視鏡関連の管路切換えに関する特許では、ポート(送気送水ポート等)を順次開放して送気や排液を行う、といった“ポートとバルブの連携”が説明されており、操作部のバルブが「通す/止める」の要として扱われます 。

参考)https://patents.google.com/patent/JP2009072437A/ja

つまり、送気送水ボタン周りの不調は「先端が悪い」「光源装置が悪い」と短絡せず、“バルブが意図どおり切換えできているか”を最初に疑う価値があります。

送気送水ボタン オリンパスの洗浄:操作部の汚れが残る典型パターン

送気送水ボタンの洗浄で残りやすいのは、目に見える血液や粘液よりも、操作部内部に入り込んだ薄い汚れ・洗浄液・水分です。押したときの戻りが鈍い、押下が重い、送水が弱い、という現象は「乾燥不足→微量残渣の固着→動きの渋さ」という順で出てくることがあります。

もう一つの盲点は、洗浄時に“通水・送気”をしていても、バルブ周りの狭い隙間に残った液が最後まで抜け切らないことです。漏水検知や洗浄工程に関する特許では、送気送水ポート等のバルブを順次開放して送気を行い、チャンネル内に残っている洗浄液を排出する(洗浄送気)という考え方が示されています 。

この「洗浄送気」という発想は、操作部のバルブ管理にも応用でき、最終工程で“空気で押し出す”工程の有無が、翌日の固着トラブルに直結することがあります。

送気送水ボタン オリンパスの清掃:バルブ洗浄ブラシと傷つけない工夫

操作部の細い部位は、硬い器具でこすると傷がつき、傷が次の汚れの足場になってしまうリスクがあります。操作部洗浄用のブラシとして、先端が扇状に広がり「チャネル内を傷付ける事なく汚れを落とす」ことをうたう製品が流通しており、こうした“傷つけにくい形状”の考え方はバルブ周辺の清掃でも有用です 。

清掃の実務で意識したいポイントは、次のとおりです。

  • こすり落とすより「浮かせて流す」設計に寄せる(酵素洗浄剤の濃度・接触時間を守る)。
  • ブラシは“抵抗が急に増えたら”無理に押し込まない(屈曲や段差で傷がつく前兆のことがある)。
  • バルブを装着したままの清拭で済ませず、運用ルールに従って取り外し・洗浄・乾燥を徹底する(施設の手順書が最優先)。

なお、現場でありがちな失敗は「ブラシを通した=清掃できた」と判断してしまうことです。バルブ周りは“液だまり”が残ると再汚染に直結するため、清掃後のすすぎと乾燥(送気による押し出し、保管時の通気確保)がセットになります 。

送気送水ボタン オリンパスの交換・在庫:部品番号運用とトレーサビリティ

送気送水ボタンは消耗部品として単体流通しており、実際に「送気送水ボタン」「吸引ボタン」「噴霧ボタン」などが個別部品(例:MH-438等)として取引されている事例が確認できます 。

このこと自体が示唆するのは、ボタンの不調を“本体修理一択”にせず、運用として「予備を持つ」「交換して切り分ける」ことが現場のダウンタイム低減に効くという点です 。

ただし、交換運用を安全に回すには、次の2点が欠かせません。

  • 「どのスコープに、いつ、どのロット/部品を付けたか」を追えるようにする(紙でも台帳でも良いが、属人化させない)。
  • “見た目が同じ”を理由に流用しない(機種・世代で適合が違う可能性があるため、施設の購買ルート・マニュアル準拠で統一する)。

部品が単体で流通している現実は便利な一方で、非正規ルート混在や履歴不明の部品が入り込むリスクも増やします。医療安全の観点では、調達経路と交換手順を固定し、点検記録と紐づける運用が重要になります 。

参考)Yahoo!オークション – オリンパス 内視鏡 送気送水 …

送気送水ボタン オリンパスの独自視点:漏水検知・洗浄工程から逆算する“ボタン不調”予防

検索上位で多いのは「洗浄方法」「交換」ですが、意外と語られにくいのが“漏水検知や洗浄工程の設計思想から、ボタン不調を予防する”という視点です。

漏水検知に関する特許では、チャンネル損傷がある状態で送水すると内部に漏水して故障原因になる場合がある、といったリスクが述べられており、送気送水(送水)という動作そのものが、状態によっては機器リスクを増幅し得ることが示されています 。

ここから逆算すると、送気送水ボタン周りの管理は「汚れを取る」だけでなく、次のような予防設計に繋がります。

  • 送水が弱いとき、“詰まり”を疑って強制的に流量を上げる前に、漏水検知や機器状態(圧力保持、外観)を優先して確認する運用を決める(機器損傷の芽を摘む)。​
  • 洗浄工程の最後に「送気で水分を押し出す」考え方を、操作部(バルブ周辺)にも適用し、乾燥不良を“翌日の不調”として顕在化させない。​
  • ボタンの戻り不良・押下の渋さが出た個体は、単回の清掃で様子見にせず「交換で切り分け→原因分析(乾燥・汚れ・変形)」までをワンセットにする(再発防止が回る)。​

現場の感覚では、送気送水ボタンの不調は「たまたま」「個体差」で片づけられがちです。けれど、洗浄送気や漏水検知の思想に立ち返ると、ボタン不調の多くは“水分と圧”の管理不足として説明でき、手順書の微調整(乾燥工程、点検観察点、交換判断)で減らせる領域が残っています 。

操作部洗浄ブラシの「傷付ける事なく汚れを落とす」という発想も合わせ、こすり過ぎず、乾かし切り、履歴を残す——この3点が、送気送水ボタンのトラブルを“再現性のある形で減らす”ための最短ルートになります 。

参考)https://www.monotaro.com/g/06274785/