ネオアミユー カロリーと腎不全用総合アミノ酸注射液

ネオアミユー カロリー

ネオアミユー輸液の「カロリー」を読み解く要点
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製剤単体の熱量より「非蛋白熱量」が主役

ネオアミユーはアミノ酸補給の製剤で、実務では糖・脂肪で「500kcal/窒素1.6g以上」などの条件を満たす設計が重要です。

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1500kcal/日の意味は「利用効率」の話

添付情報等には、アミノ酸利用効率の観点から摂取熱量を1,500kcal/日以上とすることが望ましい旨が記載されています。

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急速・大量投与でアシドーシス等に注意

副作用として「大量・急速投与:アシドーシス」や、代謝性アシドーシス、肝機能障害等が挙げられており、投与速度や全身状態の確認が必要です。

ネオアミユー カロリーと摂取熱量1500kcal/日以上

医療現場で「ネオアミユー カロリー」と検索される背景には、ネオアミユー輸液そのものが“高カロリー製剤”というより、アミノ酸を有効利用するために十分な総エネルギーを確保する設計がセットで求められる点があります。

実際、資料には「生体のアミノ酸利用効率上、摂取熱量を1,500kcal/日以上とすることが望ましい」といった記載が見られ、カロリー不足だと補給したアミノ酸が同化(蛋白合成)に回りにくい可能性を示唆します。

ここでの“1500kcal”はネオアミユー単独の熱量ではなく、食事・経腸・静脈(糖・脂肪)を含めた総摂取熱量として捉えるのが安全です。

臨床上は「食事が入らない=アミノ酸を入れれば安心」になりがちですが、エネルギーが不足すると、身体はアミノ酸を“燃やして”エネルギー源として使いやすく、狙いの蛋白合成に繋がりにくい状況が起きえます。

参考)ネオアミユー輸液の効能・副作用|ケアネット医療用医薬品検索

特に腎不全領域では、蛋白・アミノ酸の扱いが繊細で、栄養投与の目的(低栄養、術前後、透析時の補給)を確認したうえで、総エネルギーをどう担保するかが「ネオアミユー カロリー」問題の実体です。

参考)ネオアミユー輸液 – 基本情報(用法用量、効能・効果、副作用…

ネオアミユー カロリーと投与窒素1.6gあたり500kcal以上(非蛋白熱量)

ネオアミユー輸液の実務的な“カロリー指標”として重要なのが、TPNなどで「投与窒素1.6g(本剤200mL)あたり500kcal以上の非蛋白熱量を投与する」という考え方です。

これは、アミノ酸(=窒素源)を投与するなら、同化に必要なエネルギー(主に糖・脂肪由来=非蛋白熱量)を十分に組み合わせる、という設計ルールとして扱われます。

言い換えると、ネオアミユーの“カロリー”を語るとき、製剤ボトルのエネルギー表示だけに注目すると、重要な本質(糖・脂肪の併用量)が抜け落ちます。

さらに、院内資料では「NPC/N比300以上が望ましい」といった記載もあり、栄養設計を「カロリー/窒素比」で点検する文化が示されています。

参考)https://www.shirasagi-hp.or.jp/goda/fmly/pdf/files/682.pdf

NPC/N比は、極端に低いとアミノ酸がエネルギー代謝に流れやすく、極端に高いと高血糖・脂肪負荷など別の問題が出うるため、患者の状態(炎症、透析、肝機能、呼吸状態など)に応じて調整が必要です。

参考)医療用医薬品 : ネオアミユー (ネオアミユー輸液)

医療従事者向けの記事では、単に「何kcalか」を答えるより、「窒素投与量と非蛋白熱量のセットで安全域に入っているか」をチェックできるように整理すると実務に役立ちます。

ネオアミユー カロリーとTPN・慢性腎不全・HDの使い分け

ネオアミユーは腎不全用のアミノ酸注射液として位置づけられ、院内向け資料では、慢性腎不全で200mL/日、TPNで400mL/日などの運用例が示されています。

またHD(血液透析)では「HD終了90〜60分前より回路の静脈側に注入」といった具体的な投与タイミングが示され、同時に「摂取熱量を1500kcal/日以上確保」と併記されている点が、まさに“ネオアミユー カロリー”の論点です。

つまり、透析中にアミノ酸が失われる・栄養が偏る状況を補いつつ、エネルギー不足を放置しないことが設計思想として読み取れます。

実務上は、TPNでネオアミユーを使う場合に、糖の投与設計(高血糖リスク)、脂肪乳剤の適否(感染・TG上昇リスク等)、電解質や酸塩基のバランスを同時に評価する必要があります。

また、資料には「透析によって除去されやすい」との記載もあり、投与タイミング・投与目的(透析で失う分の補充か、全身の低栄養是正か)を揃えないと、期待した効果が得られにくい可能性があります。

ネオアミユー カロリーと副作用(代謝性アシドーシス・高アンモニア血症)

ネオアミユーの副作用として、過敏症(発疹、そう痒、全身蕁麻疹)、消化器症状(悪心、嘔吐)に加え、代謝性アシドーシスや肝障害、腎機能指標の悪化(血中クレアチニン上昇、BUN上昇)などが記載されています。

また「大量・急速投与:アシドーシス」と明記されており、カロリー設計だけでなく投与速度・投与経路・患者の酸塩基平衡の確認が欠かせません。

“カロリーを入れる”ことを急ぐあまり、急速投与や不適切な組成になれば、逆に状態を崩すリスクがあるため、速度・総量・同時投与の全体最適で考えるのが安全です。

意外に見落とされがちなのが、資料に「高アンモニア血症」や「重炭酸塩減少」なども挙げられている点で、肝機能や尿素回路の余力が低い患者では、アミノ酸投与を“エネルギー不足の穴埋め”に使う設計が裏目に出ることがあります。

院内資料では、旧製剤のアミユー注を基に配合を見直し、尿素サイクルを駆動して血中アンモニア上昇を抑えるのに重要なArg等の非必須アミノ酸を配合した、という特徴も述べられています。

「ネオアミユー カロリー」を考えるときは、糖・脂肪で非蛋白熱量を満たす=アンモニア負荷を相対的に下げる、という視点も臨床的に重要です。

ネオアミユー カロリーの独自視点:カロリー不足が“投与量増”を誘発するリスク

検索上位の説明では「1500kcal/日」「投与窒素1.6gあたり500kcal以上」「NPC/N比300以上」など“設計指標”が先に出てきますが、現場の落とし穴は「カロリー不足を、アミノ酸量の増量で埋めようとする」誤った方向性です。

アミノ酸はエネルギー源にもなりますが、腎不全領域では窒素負荷や代謝の問題が絡むため、エネルギー不足は原則として非蛋白熱量(糖・脂肪)側で調整し、アミノ酸は目的量を守る方が設計として自然です。

この発想に立つと、「ネオアミユー カロリー」という問いは、実際には「ネオアミユーを活かすために、どれだけ非蛋白熱量を組めているか」という運用監査の問いに変換できます。

具体的な現場チェック(例)としては、次のように“カロリー不足→アミノ酸増”の連鎖を断ち切る設計が実務的です。

・📋 目的の再確認:低栄養是正か、透析で失う分の補給か、術前後の補助か。

・🧮 指標の点検:投与窒素1.6g(200mL)に対して非蛋白熱量500kcal以上、可能ならNPC/N比300以上。

・⚖️ 安全性の点検:急速投与を避ける、アシドーシスや肝機能障害の兆候、アンモニア関連所見に注意。

有用:用法(HD前投与)、1500kcal/日、NPC/N比など「現場運用の要点」がまとまっている

https://www.shirasagi-hp.or.jp/goda/fmly/pdf/files/682.pdf

有用:副作用(アシドーシス等)や基本情報(腎不全用総合アミノ酸注射液)が一覧で確認できる

医療用医薬品 : ネオアミユー (ネオアミユー輸液)