黄視症 一瞬と白内障とジギタリス

黄視症 一瞬

黄視症 一瞬:医療従事者の初期整理
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最初に決める軸

「片眼か両眼か」「持続時間」「誘因(起床直後・疲労・薬剤変更)」の3点で、白内障・網膜・薬剤・脳の優先度が大きく変わります。

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薬剤は必ず当たる

ジギタリスやサントニンは黄視症の代表的原因として知られ、治療域でも眼症状が出る報告があるため、用量・腎機能・脱水の確認が重要です。

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検査の現実解

視力・色覚・視野・眼底に加え、必要に応じてOCTやERGを組み合わせると、原因が「水晶体」か「網膜(錐体優位)」かの切り分けが進みます。


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黄視症 一瞬の白内障と水晶体の見え方

 

黄視症は「視界が黄色く見える」状態を指し、原因として白内障が挙げられます。

白内障では水晶体の変化(黄変や混濁)により、全体が黄色っぽく見えることがあり、高齢者で典型的にみられます。

ただし「一瞬」という訴えは白内障単独の典型像とはズレることもあるため、起床直後に限るのか、照明環境で変動するのか、両眼同時なのかを問診で詰めると鑑別の精度が上がります。

医療面接の工夫として、患者が「黄色」と表現していても実際は「白がクリーム色」「青が暗い」「全体がセピア」といったニュアンスの場合があるため、色票やスマホ画面の白背景を用いた再現確認が有用です(診察室で再現できる範囲で)。

なお、白内障以外の可能性を落とす目的でも、視力変動の有無(矯正でどこまで上がるか)と、前眼部・中間透光体所見の整合性を必ず取っておくと後の説明がラクになります。

黄視症 一瞬の網膜と黄斑浮腫の可能性

黄視症の原因として、中心性漿液性網脈絡膜症や黄斑浮腫などの網膜疾患が挙げられます。

網膜由来の色の見え方は、患者が「黄色く見える」と言っていても、実際にはコントラスト低下・中心暗点・色覚のゆがみが混在していることがあり、視力だけでは拾いにくいことがあります。

臨床ではOCTが現実的な一次検査になりやすく、黄斑部の液体貯留や構造変化が見えれば、色の異常を“主観”ではなく“所見”として説明しやすくなります。

「一瞬」の発作性という点では、網膜疾患そのものよりも、疲労・ストレス・睡眠関連の訴えとして混ざってくるケースもあるため、再現性(毎朝か、週に数回か、片眼性か)を具体化して記録しておくと紹介時の情報価値が高まります。

一方で、網膜疾患を見逃すと視機能への影響が長引くことがあるため、短時間でも反復する訴えなら「頻度」と「変化(増悪傾向)」を重視して評価します。

黄視症 一瞬とジギタリスとサントニンの副作用

黄視症は薬剤性でも起こり、強心剤のジギタリスや寄生虫駆除薬のサントニンが原因になり得ます。

ジギタリス中毒では眼症状(霧視、黄視、羞明、視力低下など)が知られ、報告例では血中濃度の低下とともに視力が回復した症例が示されています。

また、治療域でも視力低下などの眼症状を呈することがあるため、「血中濃度が正常だから除外」とは言い切れない点が実務上の落とし穴です。

電気生理学的には30HzフリッカーERGやphotopic ERGの振幅低下が示され、錐体優位の視細胞機能不全が機序として推定された報告があります。

現場での問診テンプレとしては、💊「ジゴキシン/ジギトキシンの有無」→🧪「直近の腎機能変化・透析導入」→💧「下痢・脱水」→🫀「徐脈/不整脈症状」の順に確認すると、眼科症状から全身評価につなげやすくなります。

薬剤性の見逃しを減らす“意外な”視点として、患者が「黄色い」より先に「まぶしい」「光がつらい」と訴えることがあり、サングラス常用のような行動変化がヒントになる場合があります。

参考)https://www.semanticscholar.org/paper/d7ea70d6980164e87b3ce7f23e2a210126d4792b

さらに、両眼性・中心暗点・色覚異常が揃うと視神経疾患のように見えることがありますが、瞳孔反応が保たれるケースも報告されており、そこでジギタリスを思い出せるかが分岐点になります。

参考:ジギタリス中毒での黄視・視力低下、ERG所見、治療域でも起こり得る注意点(症例・機序・検査の記載)

https://www.nichigan.or.jp/Portals/0/JJOS_PDF/105_24.pdf

黄視症 一瞬と後頭葉と頭部外傷の鑑別

黄視症の原因として「脳の問題」も挙げられ、頭部外傷や後頭葉の脳腫瘍が原因になり得ます。

脳由来の色の異常は、眼科的所見が乏しい一方で、症状の出方が発作的・一過性になり得るため、「一瞬」の訴えと相性が良い鑑別群として意識しておく必要があります。

問診では、視野欠損の自覚、頭痛、局在神経症状、既往の外傷、発作性の反復(同じパターンで起こるか)を同時に取り、眼科だけで閉じない判断材料を確保します。

脳疾患を疑う局面では、眼科での説明も「目に異常がない=安心」ではなく「眼以外の評価が必要」という形に言語化して、受診行動につなげるのが安全です。

医療従事者向けの実装としては、院内連携(神経内科/脳外科)に回す条件をチームで定義しておくと、夜間外来などでも判断のばらつきが減ります。

黄視症 一瞬の疲労やストレスと起床直後

起床直後に一時的に黄色く見える訴えでは、疲労やストレス、徹夜などが背景として挙げられることがあります。

このパターンは「病気ではない」と断定しやすい一方で、白内障・網膜・薬剤・脳の鑑別を一度も通さずに生活指導だけで終えると、後から重大疾患が判明したときに説明困難になりがちです。

したがって、疲労・ストレスを扱う場合でも、最低限「薬剤(特にジギタリス)」「網膜疾患の兆候」「頭部症状」のチェックを済ませた上で、“現時点での優先度”として生活調整を提示するのが安全です。

患者説明では、📝「頻度が増える」「片眼だけで起こる」「見えにくさが残る」「飛蚊症や光が走る感じが増える」などの変化があれば早めに再診、という再受診基準を具体的に渡すとフォローが成立しやすくなります。

意外に効く運用として、症状が“何秒・何分”なのかを患者が曖昧に語ることが多いため、次回までに時計で測ってもらう(またはメモ)だけでも、原因推定の解像度が上がります。


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