異物感 目 乾燥 コンタクトレンズ ドライアイ

異物感 目 乾燥

この記事の概要(医療従事者向け)
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異物感の“原因の型”を整理

炎症(結膜・角膜)、上皮障害(ドライアイ等)、物理刺激(睫毛乱生など)、真の異物混入を分けて考える。

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受診が急ぐサインを明確化

痛み・視力低下・羞明・コンタクト装用中の急性症状などは角膜トラブルを疑い、早期受診につなげる。

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セルフケアと説明のコツ

瞬目、装用時間、環境整備などの生活介入は有効だが、点眼の自己判断や擦る行為は悪化要因になり得る。


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異物感 目 原因 ドライアイ 角膜 結膜

 

目の異物感(ゴロゴロ)は「本当に異物が入っている」以外にも、角膜・結膜の炎症や上皮障害で生じることが多く、原因の幅が広い症状です。

日本眼科医会の一般向け解説でも、角膜や結膜の炎症(感染性・非感染性)や上皮障害(ドライアイ)だけでなく、睫毛乱生/眼瞼内反、マイボーム腺機能不全(MGD)、結膜弛緩症など多岐にわたることが示されています。

この「原因が多い」という点は、医療従事者の説明では“決め打ちを避ける”根拠として重要で、問診でまず分類(炎症/上皮障害/機械刺激/真の異物)を行うと患者説明が整理しやすくなります。

分類の実務例(現場での聞き取りの順番を意識)

鑑別のコツとして、「異物感=軽症」と見なさないことが大切です。

参考)https://www.semanticscholar.org/paper/17383b7b04bab9f8b73099c46673b85964e7fcd7

眼科領域では、上皮障害が感染の入口になり得るため、患者側が“ゴロゴロするだけ”と表現していても、経過と随伴症状で緊急度が変わります。

異物感 目 コンタクトレンズ 不適切 使用

コンタクトレンズは角膜に“ふた”をするような状態になりやすく、酸素や栄養が不足しやすいこと、乾燥しやすいことから異物感の背景になり得ます。

また、装用時間を守らないことや、傷・変形したレンズを使い続けることが違和感や眼障害の原因となるため、装用時間順守とレンズ状態確認は患者指導の要点になります。

メディカルノートの解説では、角膜炎の原因として「コンタクトレンズの不適切な使用」が挙げられており、異物感・痛み・充血などを伴う場合は角膜トラブルを想定して早期受診を促すべきです。

医療者としては、患者が言いにくい“やってしまいがち”を具体化して確認すると情報が取れます。

  • うたた寝装用、入浴・シャワー時の装用、規定より長い装用。​
  • レンズの擦り洗い不足、ケース管理不良、装用中の目こすり(レンズずれ→角膜擦過の誘因)。​

意外と見落とされるのは「異物感が強いのに赤みが軽い」ケースで、患者が点眼でごまかしながら装用を続け、上皮障害が遷延化していることがあります。

この場合、装用中止の指示が“生活上の制限”として受け取られやすいので、「角膜は視力に重要で、早めの対応が大切」という説明フレーズが有効です。

異物感 目 ドライアイ VDT 作業 まばたき

ドライアイにより目を保護する涙が減ると異物感が出やすく、瞬目には涙の蒸発を防ぐ働きや分泌を促す働きがあるため、意識してまばたきを増やすことが対処の一つになります。

また、夜間は涙の分泌量が減るため、夜更かしを避けることが目の健康に良いとされ、生活指導として取り入れやすいポイントです。

睡眠不足・疲労・ストレスが自律神経の働きを低下させ、涙の分泌が抑制されることで異物感が起こりやすい、という説明も患者の納得感につながります。

VDT作業(いわゆるPC・スマホ作業)では瞬目が減りやすく、患者の体感としては「乾く」というより「砂が入ったみたい」「ゴロゴロする」と訴えられることが少なくありません。

日本眼科医会の解説でも、長時間のコンタクト装用やパソコン操作(VDT作業)がドライアイに関連し、異物感だけでなく乾燥やかすみを伴うことがある、と整理されています。

現場で使えるセルフケア指導(過不足なく)

  • 画面作業は「休憩を入れる」「意識して瞬目する」をセットで伝える(どちらか片方だと継続しにくい)。​
  • 乾燥環境(暖房・空調・風)では、環境調整を先に、点眼は補助として説明する。​
  • 自己判断の抗菌点眼やステロイド点眼の使用は避け、症状遷延なら受診へ誘導する(鑑別が広いため)。​

異物感 目 角膜炎 角膜びらん 痛み 充血

異物感に痛み・充血・流涙・見えにくさが加わる場合、角膜炎など角膜の炎症が原因になり得ます。

角膜炎は細菌・ウイルスなどの感染、目の細かい傷、コンタクトレンズの不適切な使用などで起こり、ゴロゴロする異物感のほか痛みや充血がみられるとされています。

角膜びらんは角膜表面に傷(びらん)ができた状態で、ドライアイや逆さまつげ、コンタクトの不適切使用などが背景になり得て、涙目・異物感・充血・痛み・見えにくさを伴うことがあると整理されています。

患者説明で押さえるべき「受診を急ぐ目安」(医療従事者向けに言語化)

  • 強い痛み、羞明、視力低下、急な見えにくさがある。​
  • 目やにが増えた、充血が強い、片眼だけ急に悪化した。​
  • コンタクト装用者で、装用中または直後から症状が強い(角膜トラブルの可能性)。​

また、原因が“真の異物”であっても、いつまでも異物感が取れない場合や、液体・薬品など刺激の強いものが入った場合には、洗い流した後でも眼科受診が必要とされています。

医療者が現場で付け足すなら、「擦らない」「自己判断で我慢しない」を短く強調すると行動変容につながります。

異物感 目 睫毛乱生 眼瞼内反 独自視点

異物感の背景として、睫毛乱生・睫毛内反(いわゆる逆さまつげ等)があり、まつげが眼球を刺激することで異物感・痛み・充血が起こるとされています。

日本眼科医会の解説でも、睫毛乱生や加齢などでまぶたが内側へ反る眼瞼内反症が原因となり、角膜・結膜の上皮障害を引き起こして異物感につながることが示されています。

この領域の“独自視点”として、患者が「目の中がゴロゴロする」と言いながらも、実際には“目の中”ではなく「まぶたの縁(睫毛が当たる場所)」に違和感を感じていることがあり、症状の言葉をそのまま部位と解釈しない姿勢が有用です。

見落としやすい問診ポイント(短時間でも拾える)

  • 症状が「瞬きのたびに引っかかる」か、それとも「常に砂っぽい」か(機械刺激 vs 乾燥のニュアンス)。​
  • 朝に強い/夜に強いなど日内変動の有無(夜更かしや涙分泌低下の影響を説明しやすい)。​
  • 片眼優位で反復する場合、睫毛方向や眼瞼の形態要因が隠れていないかを疑う。​

眼科受診時に患者が伝えるべき情報として、「いつから」「心当たり」「ほかの症状」をなるべく詳しく伝えることがポイントとされています。

現場では、患者が要点を整理できるように“3点メモ”として提示すると、受診の質が上がり、診療側の鑑別も進みやすくなります。

原因の幅と受診目安(日本眼科医会の一般向け一覧。異物感の鑑別を俯瞰するのに便利)

症状|日本眼科学会による病気の解説

医師監修で受診目安や、角膜炎・角膜びらん・睫毛乱生など原因別の説明がまとまっている(説明文言の参考に)

https://medicalnote.jp/symptoms/%E7%9B%AE%E3%81%AE%E7%95%B0%E7%89%A9%E6%84%9F

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