ホットスネアとポリペクトミー
ホットスネアの定義と高周波
ホットスネアポリペクトミー(HSP)は、スネアで病変基部を絞扼しながら高周波電流を通電し、切除と止血効果を同時に期待する内視鏡切除です。
「焼き切る」ことで血管を凝固しやすい一方、熱が粘膜下層以深に及ぶと熱損傷が残り、術後の偶発症(遅発性出血や遅発性穿孔)に関与し得る点がホット手技の本質的なトレードオフです。
また、近年はCSPの普及により、小型で癌を疑わない病変はCSPへ寄る流れがあるため、ホットスネアは「止血を優先したい状況」や「形態的にホットが合理的な状況」に絞って理解すると整理しやすくなります。
ホットスネアの適応とポリープ
ホットスネアは、有茎性・亜有茎性など隆起型病変で用いられる代表的手技として位置づけられています。
目安として、ホットスネアポリペクトミーは「5mm~20mm程度、有茎性・亜有茎性」などを対象にする説明が一般向けにも整理されていますが、実臨床では“サイズ”だけでなく、茎の太さ(太い血管を含む可能性)や抗血栓薬、視野・スコープ操作性で最終判断が変わります。
一方で、スネアポリペクトミーやEMRで無理なく一括切除できる限界に触れた記載もあり、サイズが大きいからといって安易にホットスネア単独で攻めず、EMR/ESD/分割切除や紹介の判断軸をあらかじめ持つことが安全面で重要です。
ホットスネアの手技とクリップ
有茎性で茎が太い場合、切除後に大出血するリスクがあるため、切除前に血流遮断(結紮)を入れる発想が重要になります。
具体的には、留置スネア(EDSL)で茎部を結紮して血流を遮断してから切除する方法や、状況に応じてクリップで止血・予防を組み合わせる考え方が、臨床現場の解説として整理されています。
なお、研究報告ではHSP群でクリッピングが半数以上に実施されていたというデータもあり、「ホットは止血できるから何もしない」ではなく、「ホットだからこそ予防処置の設計が要る」という見方が実態に近いです。
(出血予防の考え方・留置スネアのイメージが分かる:)
留置スネアとは何か、どのようなポリープで出血予防に使うか(症例イメージ)
ホットスネアの合併症と遅発性出血
大腸ポリープ切除の合併症は、出血と穿孔が中心で、特に「帰宅後に起こる遅発性出血や遅発性穿孔」が問題になり得る、と一般向け説明でも強調されています。
遅発性出血の定義を「術後30日以内」として説明している情報もあり、患者説明や問い合わせ対応の期間設計(いつまで注意喚起するか)を決める際の実務的な参考になります。
また、比較研究・レビューではHSPの偶発症として後出血1.3%、遅発性穿孔0.17%が報告されている旨が引用されており、頻度が低くても“ゼロではない”前提で、適応・予防・フォローの三点セットで運用する必要があります。
ホットスネアの独自視点と説明
ホットスネアでつまずきやすいのは「術者の中では手技が完結しているのに、患者側の時間軸ではリスクが続く」点で、遅発性出血・遅発性穿孔という“後から起こるイベント”を、説明と導線でどれだけ先回りできるかが安全文化として効いてきます。
具体的には、①血便・腹痛・発熱・ふらつき等の受診目安、②抗血栓薬や併存疾患がある場合の連絡先、③再内視鏡(止血術)の可能性、をセットで渡すと、患者が「様子見していい症状」と「迷わず相談すべき症状」を切り分けやすくなります。
さらに、施設としては「ホットを選ぶ時点で、クリップ/留置スネア等の予防処置や緊急対応の手順が同時に起動する」という運用ルールを作ると、個々の判断のブレが減り、結果としてホットスネアのメリット(止血性)だけを取り出しやすくなります。
(大腸内視鏡切除・EMR/ESDの位置づけや一括切除の限界が確認できる:)
大腸癌治療ガイドライン(医師用)で内視鏡切除の考え方(EMR/ESD等)を確認

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