昭和大学病院の乳がん名医による最新治療
昭和大学病院ブレストセンターの診療実績と特色
昭和大学病院ブレストセンターは、年間500件以上の乳がん手術を実施する国内有数の専門施設です。2023年度の統計によると、乳がん手術の5年生存率は92.8%を達成し、全国平均を大きく上回る治療成績を誇っています。
特に注目すべき点は、早期発見・早期治療に向けた取り組みです。最新のデジタルマンモグラフィーとトモシンセシス機能を備えた3Dマンモグラフィー、高精度な超音波検査装置を導入し、微細な病変の発見に成功しています。
また、乳がん専門医、形成外科医、放射線科医、病理医などの専門家チームによる「キャンサーボード」を毎週開催し、患者さん一人一人に最適な治療方針を決定しています。この多職種連携による診療体制が、高い治療成績の基盤となっています。
乳がん治療をリードする昭和大学病院の名医たち
中村清吾センター長を筆頭に、国内外で高い評価を受ける専門医が在籍しています。中村センター長は、日本乳癌学会理事長も務め、遺伝性乳がんの研究分野で世界的な業績を残しています。
明石定子教授は、低侵襲手術のエキスパートとして知られ、独自の乳房温存手術技術を確立。また、若手医師の育成にも力を入れ、次世代の乳腺専門医の養成に貢献しています。
各専門医は以下のような専門分野で優れた実績を持っています:
- 遺伝性乳がんのリスク評価と予防医療
- 乳房再建を含む形成外科的アプローチ
- 分子標的療法などの最新薬物療法
- AI支援による画像診断システムの開発
最新の乳がん診断・治療設備と技術革新
昭和大学病院ブレストセンターでは、最新のデジタル技術を活用した診断・治療システムを導入しています。特筆すべきは、AIを活用した画像診断支援システムです。このシステムにより、従来の読影精度が約15%向上したことが報告されています。
診断機器の特徴:
- 3テスラMRI装置による高精細画像診断
- デュアルエネルギー方式マンモグラフィー
- 最新の超音波エラストグラフィー
- リアルタイム3D画像ガイド下生検システム
手術においては、3D手術ナビゲーションシステムを導入し、より正確で低侵襲な手術を実現しています。2023年からは、手術支援ロボット「ダヴィンチ」による乳腺手術も開始し、より精密な手術が可能となりました。
放射線治療では、高精度放射線治療装置「TrueBeam」を使用し、周囲の正常組織への影響を最小限に抑えた治療を提供しています。この装置により、従来の2倍以上の精度で病変部位への照射が可能となりました。
昭和大学病院における乳がん患者サポート体制
患者支援の中核となるのが、専門看護師とがん相談支援センターです。乳がん看護認定看護師が常駐し、治療前から退院後まで一貫したサポートを提供しています。
具体的なサポート内容:
- 治療方針の選択支援と意思決定サポート
- 副作用対策と生活指導
- リンパ浮腫予防・ケア指導
- 就労支援相談
- 遺伝カウンセリング
特に注目すべきは、2022年から開始された「デジタル患者サポートプログラム」です。スマートフォンアプリを通じて、以下のようなサービスを提供しています:
- 治療スケジュールの管理
- 副作用の記録と医療スタッフとの情報共有
- オンラインによる医療相談
- 患者同士の交流プラットフォーム
- 生活習慣改善のアドバイス
このプログラムの導入により、患者満足度が従来比で約25%向上したことが報告されています。
遺伝性乳がんへの先進的な取り組みと研究成果
昭和大学病院は、遺伝性乳がん・卵巣がん症候群(HBOC)の研究・診療において、国内をリードする存在です。2020年からは保険適用となったBRCA遺伝子検査を積極的に実施し、これまでに1000件以上の検査実績があります。
研究面では、以下のような革新的なプロジェクトを推進しています:
- 新規バイオマーカーの開発
- 個別化医療のための遺伝子パネル検査
- 予防的手術の適応基準の確立
- 遺伝カウンセリング手法の開発
特に注目される成果として、AIを活用した遺伝的リスク予測モデルの開発があります。このモデルにより、従来よりも約30%高い精度で遺伝性乳がんのリスク評価が可能となりました。
また、予防医療の観点から、リスクの高い方々への定期的なスクリーニングプログラムを確立し、早期発見・早期治療に貢献しています。