嘱託医と医師の違い/医者の勤務形態 常勤や読み方

嘱託医と医師の違い

嘱託医と医師の違い

嘱託医(読み方はしょくたくい)と医師の違いは、勤務先のクリニックなどの正規の職員として雇用し、フルタイムで働く医師の場合は常勤医の扱いとなり、非常勤を条件に契約する一定期間の委託を受けた職員(医師)の場合は嘱託医となります。

常勤医は1日8時間以上、週4日以上、週32時間以上、同じクリニックで勤務します。これに対して、嘱託医は上記未満の勤務時間で雇用されます。

嘱託医は、医療機関や行政機関、介護施設などからの依頼で一定期間診察や治療をする医師として、高齢化社会が著しく進む日本では、老人ホームをはじめとする高齢者向け施設で需要が増加しており、生命保険会社からも委託されて働いています。

要件としては、医師免許証を持つこと、医学博士取得者可能ないしは、医学部学生を加えて、定期経過診療などを受けていく必要がある。

嘱託医の特徴

嘱託産業医とは委嘱を受けて働く医師のことで、毎週決まった曜日に施設を訪問し利用者の健康状態を診断し適切な処置を行います。嘱託医は基本的に非常勤を条件に契約する医師で、定期非常勤医やアルバイト医とも呼ばれます。

内科的な治療を行いますが、特定の症状の場合は専門医を紹介するなどの仕事を行います。

嘱託医になるには定期的な職場巡視と面談が必要ですが、常勤とは異なる労働契約に基づくので複雑な勤務時間での働き方も可能なケースがあります。

給与も産業医等級や勤務先、年収などに依存しますが、年収の平均は50~100万円程度となっています。

病院側が嘱託医を雇うメリットしては、勤務時間や日数が短いため、クリニックにおける福利厚生の負担が軽減されるという点があげられます。