デュアルナイフ 内視鏡
デュアルナイフ 内視鏡の特徴:2段階調整とマーキング
デュアルナイフ(DualKnife系)は、先端ナイフ長を「突出/格納」で切り替えられる設計が大きな特徴で、マーキングから切開・剥離までを1本で回す運用と相性が良い処置具です。
送液機能付きのDualKnife Jでは、切開後にデバイス交換をせず、露出した粘膜下層へ「ナイフのまま」送液できる点が臨床上の時間短縮と手技の連続性に寄与します。
また、格納時に突出が小さくなる設計(例:0.1mm)を安全側に使うことで、マーキングや軽い止血操作で「滑り」や「深掘れ」を起こしにくい意図が読み取れます。
デュアルナイフ 内視鏡の仕様:チャンネル径・外径・有効長
器具選定の基本として、適用チャンネル径(例:2.8mm以上)を満たさない内視鏡に無理に合わせると、挿入抵抗や操作遅れが生じ、結果的に危険なブラインド操作につながります。
添付文書上、KD-650シリーズでは挿入部最大外径(例:Φ2.7)、有効長(例:1650mm/1950mm)、突出時ナイフ長(例:2mm/1.5mm)、格納時ナイフ長(例:0.3mm)など、運用に直結する数値が明記されています。
さらに、組み合わせ可能な高周波焼灼電源装置やAコードの指定もあるため、施設内の機器構成(ESG-100、PSD系など)と実際の接続系を、導入時点で必ず突合しておく必要があります。
デュアルナイフ 内視鏡ESD:切開・剥離の基本手順とコツ
ESDの基本フローは、病変周囲のマーキング→粘膜下層への局注→高周波ナイフで粘膜切開→粘膜下層剥離→回収という流れで、先端系ナイフを軸に操作する施設も多いです。
DualKnife Jのようにナイフ送液が可能だと、切開後に再度「局注針へ交換→注入→再交換」という流れを短縮でき、視野が崩れやすい局面で“交換動作”自体が減る点が地味に効きます。
一方で、添付文書が強調する通り「視野が確保されていない状態での挿入や操作」を避け、先端が視野内に確認できてから一連の操作に入る、という原則が最重要の事故予防になります。
デュアルナイフ 内視鏡の止血:出血予防(pre-coagulation)と小出血対応
先端系ナイフ(ITナイフ等ではなくDualKnifeのようなタイプ)では、血管を直視しながらpre-coagulation(事前凝固)を行う発想が「出血させないESD」に直結し、視野維持と治療時間短縮に寄与します。
J-STAGE掲載の解説では、ナイフ先端を閉じた状態で血管に軽くタッチし短時間のみ凝固する、といった“ナイフで止血する”運用が具体的に述べられており、止血鉗子に飛びつく前の手段として整理できます。
ただし、通電条件や接触のさせ方が雑だと深部熱損傷の温床になるため、「電圧の高い波形は必要最低限」「過剰通電をしない」など添付文書の注意を、止血フェーズほど厳密に守る必要があります。
デュアルナイフ 内視鏡の独自視点:コード取り回し・ガス置換・“非手技”の安全設計
見落とされがちですが、添付文書では「腸内にガスがある場合は不燃性ガスに置換してから処置すること」や、Aコードをループ状に丸めたり他機器のコードと束ねたりしない、といった“電気メス特有の環境要件”が明確に書かれています。
これらは手技の上手下手とは別軸で事故確率を変えるため、手順書・チェックリストに落とし込み、看護師・臨床工学技士・医師が同じ言葉で確認できる形にするのが現場最適です。
また、通電時の急激なアングル操作や、必要以上の押し付けを避けるといった基本所作は、穿孔や遅発性障害の“起点”になりやすい動作を減らす意味で、熟練者ほど再確認する価値があります。
参考:DualKnife Jの送液機能・2段階調整・仕様(有効長/チャンネル径/ナイフ長)がまとまっています。
オリンパス:送液機能付きディスポーザブル高周波ナイフ DualKnife J
参考:KD-650(DualKnife)添付文書(禁忌、仕様、使用方法、重要な基本的注意、合併症の列挙)が明記されています。
オリンパス:ディスポーザブル高周波ナイフ KD-650 添付文書(PDF)

VICTORINOX(ビクトリノックス) デュアル ナイフシャープナー 研ぎ器 携帯用 ペン型 スティック V字 セラミック ストレートブレードを研ぐ携帯用ソリューション 【国内正規品】 4.3323