血液浄化装置 naz-1 と 安全性 と 操作性 と バーコード登録

血液浄化装置 naz-1 と 多用途血液処理用装置

血液浄化装置 naz-1の要点(医療従事者向け)
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承認情報と装置位置づけ

「多用途血液処理用装置」として、クラスⅢ(高度管理医療機器)・特定保守管理医療機器に該当します(承認番号:30300BZX00348000)。

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誤操作・取り違え低減の設計

15インチ高解像度の「ViVitパネル」や、バーコード登録設定機能など、医療事故防止を意識した設計要素が明示されています。

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運用は「特定保守管理」前提

稼働率が高いICU/急性期では、点検計画・故障時連絡フロー・代替手段の準備が品質と安全性に直結します。

血液浄化装置 naz-1の特長と 安全性 と 操作性

 

血液浄化装置 naz-1は、急性腎不全敗血症などの急性期患者に対して急性血液浄化療法を行うことを主目的に開発された多用途血液処理用装置として案内されています。

製品の訴求点は「環境配慮・精度・使いやすさ・安全性」を掲げ、関連器材と一体となったトータルサポートを実現する、という設計思想に置かれています。

医療安全の観点で分かりやすいのは、バーコード登録設定機能により血液浄化器の取違え防止を狙っている点で、ヒューマンエラー対策を機能に落とし込んでいることが読み取れます。

操作系では、15インチ高解像度の振動タッチパネル「ViVitパネル」を採用し、誤操作防止に寄与すると説明されています。

参考)https://www.yakuji.co.jp/entry122856.html

さらに、パネル光が患者の負担にならないGUI設計、時刻に応じた明るさ自動調節、操作音のON/OFF、患者の視界に入りにくい位置・角度のディスプレイ/代表灯など、急性期の「環境刺激」を抑える工夫が列挙されています。med.nipro+1​

この種の配慮は、単なる快適性ではなく、鎮静の浅い患者・せん妄リスクのある患者に対して、刺激を増やしにくい設計として現場の運用価値が出やすい領域です(装置選定の比較表では見落とされがち、という意味で“意外と効く”評価軸になります)。med.nipro+1​

血液浄化装置 naz-1の医療機器 クラスⅢ と 承認番号

血液浄化装置 naz-1は、医療機器承認番号30300BZX00348000で、クラスⅢ(高度管理医療機器)かつ特定保守管理医療機器として提示されています。

クラスⅢ・特定保守管理という情報は、導入後の「誰がどこまで触れるか」「点検をどう担保するか」を最初に決めておく必要があることを示唆します(臨床工学技士の定期点検、メーカー保守契約、院内の一次対応範囲など)。

また、特定保守管理医療機器は“壊れたら修理”ではなく“壊れないように管理する”比重が高くなるため、装置選定時点で保守体制(夜間休日の連絡手段、代替装置、消耗材在庫)が安全文化そのものになります。

運用文書・院内手順書を作る際は、少なくとも「承認番号」「クラス分類」「特定保守管理」の明記を、医療安全委員会やME機器管理台帳と整合させることが推奨されます。

参考)https://med.nipro.co.jp/servlet/servlet.FileDownload?file=00PRB00000YKGMn2AP

この整理が甘いと、例えば転用(別モードでの使用)や組合せ機器の差し替えが発生したときに、適合性確認が属人的になり、結果としてリスクが上がります。

“承認情報は事務的”と思われがちですが、実際には教育・監査・事故対応(原因究明で真っ先に参照される)に直結する、かなり実務的なポイントです。

血液浄化装置 naz-1のバーコード登録設定機能と 取違え防止

血液浄化装置 naz-1は、バーコード登録設定機能で血液浄化器の取違え防止を図る、と明確に記載されています。

取り違えは「装着ミス」だけでなく、「指示と異なるカートリッジを準備した」「同一外観の器材を手に取った」「記録は合っているが現物が違う」など、複数工程で起こり得るため、機械的な照合手段の有無は重要です。

特に急性期・夜勤帯は、応援スタッフの混在や、器材の仮置き・搬送が増え、確認行為が“声かけ”に依存しやすいので、バーコードによる客観的チェックは再現性を上げます。

一方で、バーコード運用は「読めない・貼り替えた・濡れた・反射した」などの現場あるあるで抜け道が生じます。

そのため、導入時の教育は「機能がある」では足りず、チェックが通らないときの分岐(交換する/読み取り条件を整える/別手順に切り替える)まで含めて決めておくと、機能が“形骸化”しにくくなります。

意外に見落とされがちなのは、バーコードが安全機能である以上、読み取り不良の頻度や原因を“インシデント未満”として記録し、材料部・ME・メーカーで改善を回すと、事故の芽を早期に摘みやすい点です。

血液浄化装置 naz-1のViVitパネルと GUI 設計

血液浄化装置 naz-1は、15インチ高解像度の振動タッチパネル「ViVitパネル」により誤操作防止に寄与すると案内されています。

また、GUI設計は「パネル光が患者の負担にならない」ことを狙い、代表灯やディスプレイの配置・角度、明るさ自動調節、操作音ON/OFFなど、光と音の刺激を意識した仕様が示されています。

ここで重要なのは、UI/UXが良い=“触りやすい”だけではなく、誤操作が起きやすい瞬間(焦り、アラーム連発、夜間の照度低下、手袋の濡れ)での操作信頼性が確保されるか、という臨床現場の文脈です。

独自視点として、集中治療室では「患者安全」と同時に「周囲の患者への刺激(騒音・光害)」も問題になります。

操作音ON/OFFや自動調光は、単に“静かで優しい”ではなく、せん妄ケア(環境調整)の一要素として評価されうるため、看護師・医師・臨床工学技士の合意形成で装置の置き場所や夜間設定ルールまで決めると効果が出やすいです。yakuji+1​

また、画面が見やすいことは教育にも効き、装置更新期にありがちな「旧機種の癖で操作する」「設定画面の理解が浅いまま引き継ぐ」といったリスクを下げる可能性があります。

血液浄化装置 naz-1の事象と ディスプレイ操作パネル

血液浄化装置 naz-1について、ディスプレイ操作パネルが消え、代表灯が赤色点滅になった事象が発生した旨の案内が出ています。

この手の情報は、装置の良し悪し評価というより「現場の備え」を具体化する材料で、例えば“画面が消えた時に治療継続・中断をどう判断するか”“返血や回路クランプの優先順位”など、院内手順の穴を炙り出します。

特に、GUI中心の装置は画面喪失が操作不能に直結しやすいため、電源・表示系トラブル時の行動プロトコル(誰を呼ぶ、患者側をどう安全化する、記録をどう残す)を事前に訓練しておく価値が高いです。

連絡先として、製造販売元がニプロ株式会社であることや、国内医療器械部 血液浄化器械課の連絡先が案内文に記載されています。

参考)https://www.medicalonline.jp/news/detail?id=11908

“メーカーに電話する”を個人技にせず、部署共通のトラブルカード(装置横に置く1枚紙)に落とし込み、夜間でも迷わないようにするのが運用上のコツです。

また、画面消失のような事象は、現場では「たまに起きる不具合」で終わりがちですが、院内の医療安全レポートとMEの保守履歴を紐づけると、再発性の評価や、設置環境(電源品質、アース、清拭方法、結露)との相関を検討しやすくなります。medicalonline+1​

参考:メーカー公式リリース(装置の目的、特長、承認番号、ViVitパネル/バーコード機能、環境配慮や患者への光・音配慮の記載)

https://www.nipro.co.jp/assets/document/newsrelease/250902.pdf

参考:製品に関する事象の案内(ディスプレイ操作パネル消失、代表灯赤色点滅の事象、問い合わせ先)

https://www.medicalonline.jp/news/detail?id=11908

医歯薬出版血液浄化療法装置