腹膜透析液 種類 一覧 ブドウ糖 イコデキストリン 中性

腹膜透析液 種類 一覧

腹膜透析液の種類を一枚で把握
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浸透圧物質で分類

基本はブドウ糖含有、長時間貯留の選択肢としてイコデキストリン含有がある。

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pHと緩衝系で分類

従来の低pH中心から、中性付近へ移行した経緯があり、腹痛や腹膜への影響も論点になる。

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“選択の落とし穴”も理解

除水・体液量だけでなく、検査値(血糖測定など)や長期合併症(EPS)視点でのチェックが重要。

腹膜透析液 種類 一覧:ブドウ糖

 

腹膜透析液の最も基本となるのが、浸透圧物質としてブドウ糖(グルコース)を含有する透析液です。

浸透圧勾配で限外濾過(除水)を得る設計で、一般的にブドウ糖濃度を調整することで除水量をコントロールします。

ただし長時間貯留では、腹腔内のブドウ糖が血中へ吸収されることで浸透圧勾配が弱まり、除水量が低下しやすい点が臨床上の重要ポイントです。

医療者側の「種類 一覧」としては、同じブドウ糖透析液でも“酸性寄り(従来型)/中性付近(中性化製剤)”というpHの違い、緩衝系(乳酸/重炭酸など)の違いが混ざって理解されがちです。

現場の処方調整では、単に「何%のブドウ糖か」だけでなく、腹痛、腹膜機能の経時変化、腹膜炎リスクを含む総合的な評価が必要になります。

腹膜透析液 種類 一覧:イコデキストリン

腹膜透析液には、浸透圧物質としてイコデキストリン(グルコースポリマー)を含有する製剤があり、ブドウ糖含有製剤とは別カテゴリーとして整理すると理解しやすいです。

イコデキストリン含有腹膜透析液は、ブドウ糖に比べて8〜12時間の長時間滞液で効果を期待する製剤として位置づけられています。

その背景には、ブドウ糖透析液で問題になりやすい「長時間貯留で除水が落ちる」という現象に対して、比較的持続的に限外濾過を得やすい設計思想があるためです。

一方で、イコデキストリンは「1日1回のみ使用」といった運用上の制約が添付文書レベルで明確にされており、ブドウ糖透析液と組み合わせて使う前提で考える必要があります。

また、体液量が多い患者で“除水を増やす”目的で導入するときほど、脱水・低血圧など循環動態への影響に目が向きやすいため、出納管理と症状観察をセットで行います。

腹膜透析液 種類 一覧:中性

腹膜透析液の「中性」という言葉は、pHが中性付近に調整された製剤(中性化製剤)を指す文脈で使われます。

背景として、従来のブドウ糖含有腹膜透析液はブドウ糖分解を防ぐ目的で低pH領域(pH 4〜5)に調整された製剤が一般的だった一方、低pH環境が腹腔内免疫能や腹膜中皮細胞へ影響しうる報告があり、中性領域で腹膜中皮細胞への影響や腹痛が軽減した報告も示されています。

その流れの中で、成分を分割して使用直前に混合する2室バッグ構造などにより、中性付近のpHを実現した製剤が普及していった経緯があります。

中性化は「患者の痛みが減る」など単純なメリットに見えますが、実務では“バッグ操作(隔壁開通・混合)の手順逸脱”が医療安全上のリスクになり得る点が見落とされがちです。

したがって、種類 一覧を作る際は「成分分類」だけでなく「操作特性(2室バッグ等)」も併記すると、教育用資料として実装性が上がります。

腹膜透析液 種類 一覧:臨床での選択

臨床的な選択の基本は、「除水不足ならより強い除水が得られる方向へ」ですが、実際の運用では段階的にブドウ糖濃度を見直し、それでも必要ならイコデキストリンを使う、という考え方が説明されています。

また、イコデキストリン含有製剤では「本剤(イコデキストリン)とブドウ糖含有腹膜透析液それぞれの貯留時間と除水量の関係を十分理解し、透析液を選択・処方する」ことや、PET等の評価の重要性が明記されています。

このため、種類 一覧の“付録”として、処方変更前に確認したい項目(食事内容、カテーテルトラブル、PET実施状況など)をチェックリスト化すると、医療従事者向けの記事として実践的です。

  • 🧾 体液量評価:体重増加、浮腫、血圧、心不全兆候の有無
  • 🧴 出納:注入量と排液量、除水量の推移
  • 🧪 検査:Na/Cl低下などの変化(製剤特性を踏まえる)
  • 🧷 手技:隔壁開通・混合、無菌操作、出口部管理

腹膜透析液 種類 一覧:意外な注意点

“意外にハマりやすい”のが、イコデキストリン含有腹膜透析液と検査の相互作用です。

具体的には、イコデキストリンやその代謝物(マルトース等)の影響で、GDH法(特にGDH-PQQ法)を用いた血糖測定が偽高値を示すことがあり、インスリン過量投与から低血糖につながるおそれがあるため、測定系の選択に注意が必要です。

さらに、血清アミラーゼ測定が妨害され低値を示す可能性があるため、膵機能評価では血清リパーゼ等の別検査を選ぶ、という実務的な回避策まで押さえておくと記事価値が上がります。

もう一つの重要論点が、長期腹膜透析で問題となる被嚢性腹膜硬化症(EPS)で、ガイドラインの参照や疑い時の対応(CAPD中止・血液透析へ変更など)が注意事項として示されています。

“透析液の種類”の記事でも、長期合併症・感染(腹膜炎)・医療安全(無菌操作、排液混濁の確認)に触れることで、単なる製品リストではない臨床記事になります。

参考:中性化の背景、イコデキストリンの特徴(8〜12時間滞液、GDH法の血糖測定への影響、EPSなど重要な基本的注意)がまとまっている(腹膜透析液の適正使用の注意点の根拠)

https://medical.terumo.co.jp/sites/default/files/assets/tenbun/24T104_if.pdf

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