インフリキシマブbs薬価とバイオシミラー

インフリキシマブbs薬価

インフリキシマブBS薬価を3分で把握
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薬価の基本(100mg1瓶)

インフリキシマブBSは17,099円/瓶、先発レミケードは51,351円/瓶が目安として示されています(製品・資料で確認)。

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現場で効く視点

「同成分でも製品が複数」「後発品扱い」「供給(販売中止等)の情報」まで含めて、採用・切替を判断します。

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患者説明の要点

薬価差だけでなく、非医学的切替えのデータ、免疫原性、トラフ値・TDMの考え方まで言語化できると合意形成が進みます。

インフリキシマブbs薬価とレミケード薬価

インフリキシマブBS(点滴静注用100mg)の薬価は、複数銘柄で「17,099円/瓶」と示されています。

一方、先行バイオ医薬品であるレミケード点滴静注用100(100mg1瓶)は「51,351円/瓶」と整理されており、同規格での単純比較では価格差が大きいことが分かります。

医療現場では「1瓶あたりの薬価」だけでなく、体重・投与間隔(例:導入期2週/6週、維持8週など)を前提に、1コースあたりの概算まで落とし込むと説明が通りやすくなります。

また、院内の薬剤費管理では、薬価差がそのまま施設の経済効果にならない場面(出来高/包括、契約価格、廃棄ロス等)もあるため、運用条件を併記するのが安全です。

【押さえたい数字(例:100mg1瓶)】

✅ インフリキシマブBS:17,099円/瓶

参考)インフリキシマブBS点滴静注用100mg「日医工」


✅ レミケード:51,351円/瓶​

インフリキシマブbs薬価の製品名と承認年月

「インフリキシマブBS」は1社1品目ではなく、複数の販売名(例:「NK」「CTH」「あゆみ」「日医工」「ファイザー」)が一覧化されています。

同資料では、インフリキシマブBS(「NK」「CTH」)が2014年7月承認、「あゆみ」「日医工」が2017年9月承認、「ファイザー」が2018年7月承認として整理されています。

この「複数銘柄が同じ薬価で並ぶ」状態は、薬価の理解を簡単にする一方で、供給や採用品目の違いが医療安全(継続投与・在庫管理)に直結する点が盲点になりがちです。

実務では、YJコード、採用規格、薬剤部の発注単位、在庫最小量、代替候補(同成分・同規格)までセットで整備しておくと、急な変更にも対応しやすくなります。

【権威性のある日本語資料(薬価・製品一覧の確認)】

バイオシミラーの製品名・承認年月・薬価が一覧でまとまっている(インフリキシマブBSの欄を参照)。

https://www.biosimilar.jp/pdf/biosimilar_list.pdfbiosimilar+1​

インフリキシマブbs薬価と後発品の診療報酬上の扱い

少し意外ですが、インフリキシマブBSは「診療報酬上の扱い:後発品」と明記されている製品情報があります。

この表現は「化学合成の後発医薬品(ジェネリック)」と同じ意味ではなく、制度上は“後発品としての扱い”を受ける、という実務的な注意点です。

医療従事者向けの説明では、「バイオシミラー=生物学的製剤の後続品で、同一ではなく同等性/同質性を多面的に示す」という前提を一言添えると、患者の納得感に寄与します。

価格の話題だけが先行すると「安いから切替えるのでは」という不信につながることがあるため、同等性評価(品質・有効性・安全性)と薬剤監視(PMS、RMP等)の枠組みも合わせて説明するのが無難です。

【現場で使える説明フレーズ例】

  • 「先発品と“全く同じ”ではなく、同等性を多面的に確認したうえで承認された後続品です。」

    参考)https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10195719/

  • 「薬価は低いですが、安全性の情報収集は承認後も継続して行われます。」​

インフリキシマブbs薬価と販売中止・供給の注意点

薬価の理解で見落とされがちなのが、供給(販売中止・出荷調整)による“実質コスト”の変動です。

例えば、インフリキシマブBS点滴静注用100mg「日医工」は製品ページ上で「お知らせ文書:販売中止のご案内(2025年10月)」が掲載されています。

また、インフリキシマブBS点滴静注用100mg「日医工」について、販売中止の案内文書(PDF)に「100mg1瓶 17,099」等の記載が確認できます。

採用薬が販売中止になった場合、患者の継続投与(同一製剤での継続希望)や院内オーダ・マスタの改修などが連鎖するため、薬価差よりもオペレーション負荷が大きくなることがあり、ここは管理者・薬剤部と共有すべき論点です。

【実務チェックリスト(供給リスク)】

インフリキシマブbs薬価から逆算する非医学的切替え・TDMの独自視点

検索上位は「薬価差」中心になりやすい一方で、現場の合意形成では“数字の背景”が重要です。

非医学的切替え(医療上の必要性ではなく運用・費用等を背景とした切替え)に関しては、日本の臨床試験登録(UMIN)でも、レミケード維持投与中IBD患者を対象にインフリキシマブBSへ切替える安全性・有効性を検討する試験が登録されています。

また、海外を含む分析では、インフリキシマブ・バイオシミラー導入が、地域によって先発品価格や総消費量に異なる影響を与えたことが報告されており、「安い薬価=必ず医療費が同じ割合で下がる」とは限らない点が示唆されます。

この“ズレ”を埋める独自視点として、薬価差の話にTDM(トラフ値)や免疫原性を絡め、「切替え後に臨床的に安定しているかをどう評価するか(症状+炎症マーカー+必要なら血中濃度/抗薬物抗体)」まで説明できると、患者・スタッフ双方の不安を下げやすくなります。

【意外に効く運用アイデア】

  • 「切替え説明=薬価の話」ではなく、「切替え後の観察計画(いつ何を確認するか)」を1枚で提示する。center6.umin+1​
  • 問い合わせが集中するのは初回投与前後なので、外来・病棟・薬剤部でFAQを統一しておく。​
  • 薬価差で生まれた余力を、点滴室の混雑対策(予約枠、観察体制)に再投資する、という説明は納得されやすい。​

【関連論文(薬剤価格・アクセスの視点:参考)】

インフリキシマブの価格が経済評価(費用対効果)の結論に影響することを系統的に整理したレビュー。

Infliximab Pricing in International Economic Evaluations in Inflammatory Bowel Disease to Inform Biologic and Biosimilar Access Policies: A Systematic Review - PMC
Background. Policies mandating the use of lower cost biosimilars in patients with inflammatory bowel disease (IBD) have ...

参考)https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9969457/