異名半盲見え方と視野検査異常

異名半盲見え方

異名半盲の見え方を短時間で整理
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病変は視交叉が中心

異名半盲は視交叉の障害で起こり、両耳側半盲など特有の欠け方になるため、眼球そのものの片側異常と混同しない整理が重要です。

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「外側」「内側」が鍵

両耳側半盲は両眼の外側が欠け、両鼻側半盲は両眼の内側が欠けます。患者の訴えは「ぶつかる」「見落とす」など行動として出やすいです。

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視野検査でパターン把握

視野検査は欠損パターンの同定に直結し、原因疾患(下垂体腺腫など)を疑うトリガーになります。


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異名半盲見え方と両耳側半盲の特徴

異名半盲は、両眼の「異なる側」の視野が欠ける半盲で、代表が両耳側半盲(外側が欠ける)と両鼻側半盲(内側が欠ける)です。

医療現場で最も重要な一歩は、患者の表現を「右目が見えない/左目が見えない」といった単眼の問題に回収せず、「視野のどの領域が両眼で欠けているか」に翻訳することです。

両耳側半盲では、本人は真正面の視標に注意が向いている限り「見えている」と感じやすく、症状は「人混みで肩がぶつかる」「横から来る人に気づきにくい」「会話で相手が急に視界から消える気がする」など、行動上の困難として顕在化しがちです。

観察・問診の具体例(外来/病棟で使える形)

  • 「廊下歩行で壁に寄る/人とすれ違う時だけぶつかる」→外側視野の欠損を疑う材料になります。

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  • 「真正面は見えるが、左右の端が抜ける感じ」→両耳側半盲の訴えとして整合します。

    参考)教室における黒板の文字の見え方の検討— 視力が 0.7 以上…

  • 「片目ずつだと説明がつかない」→異名半盲(視交叉)を疑う発想に切り替えます。​

異名半盲見え方と視交叉・下垂体腺腫の関連

異名半盲の機序は「視交叉そのものの損傷」で説明でき、視交叉中央部が圧迫されると両耳側半盲が起こり得ます。

特に下垂体腺腫などが上方へ発育して視交叉を圧迫すると、両耳側半盲(両目とも外側の視野が欠ける)という特徴的な視野障害が出ることがあります。

このため、異名半盲の見え方を捉えた時点で「眼科単独」ではなく、原因検索として頭部MRI等の神経画像評価(緊急度を含む)を想起できるかが医療従事者の重要スキルになります。

参考リンク(下垂体腺腫で両耳側半盲が出る理由・症状の要点)

済生会:下垂体腺腫の症状として両耳側半盲が出る点(視神経圧迫)を確認できる

異名半盲見え方を視野検査で説明するコツ

半盲の診断では視野検査が中心で、視野欠損の位置と範囲をマッピングし、パターンから病変部位を推定します。

医療従事者が患者説明で詰まりやすいのは、「視野欠損」と「視力低下」を同じ言葉で説明してしまう点で、異名半盲では“視力は保たれていても視野の特定領域が抜ける”ため、図示が有効です。

説明の骨子は「視野=カメラの画角」「視力=ピント」と分け、異名半盲では“ピントは合うが画角の端(外側/内側)が欠ける”と伝えると、理解が進みやすくなります。

現場向けの説明テンプレ(患者・家族へ)

  • 「目そのものより、目から脳へ行く途中(交差する場所)の問題で、両目の同じ“外側/内側”が欠ける形になります」​
  • 「視野検査で欠け方を地図のように描くと、原因の場所の見当がつきます」​
  • 「突然出た場合は脳の病気が隠れることがあるので、検査を急ぎます」​

異名半盲見え方と同名半盲の違い

同名半盲は、両眼の「同じ側」の視野が欠けるタイプで、視交叉より後方(視索・視放線・視覚皮質など)の障害で起こり得ます。

一方で異名半盲は、視交叉の障害で両耳側半盲などのパターンをとるため、病変部位推定が“欠損パターン”と直結します。

つまり「どこが見えないか」を丁寧に拾うほど、同名半盲(脳卒中など)と異名半盲(視交叉圧迫など)を早期に分けられ、緊急対応(画像検査の優先度)にも影響します。

違いを一言で通すためのフレーズ例

  • 同名半盲:両目で“右半分”など同じ側が欠ける。​
  • 異名半盲:両目で“外側”など対称な側が欠ける(両耳側/両鼻側)。jstage.jst+1​

異名半盲見え方の独自視点:両鼻側半盲が「稀」と言われる理由

両鼻側半盲は異名半盲の一型として説明されますが、両眼の内側視野が同時に欠けるには左右の視神経などが同時に影響を受ける必要があり、一般に稀だとされています。

この「稀さ」を臨床での誤解に変換しないことが大切で、稀=ゼロではないため、視野検査で両鼻側パターンが疑われる場合は“測定条件(被検者の理解、固視、疲労)”も含めて再検・再評価を前提に扱うのが安全です。

また、両耳側半盲が下垂体腺腫などの“教科書的パターン”として想起されやすい一方、両鼻側半盲は「眼疾患の視野異常」や検査上のアーチファクトに見えて埋もれやすいため、チーム内で“パターン名で共有する”運用(例:申し送りで「両鼻側疑い」まで言語化)を推奨します。