視神経乳頭陥没 とは
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視神経乳頭陥没 とは:陥凹 と リム の解剖
視神経乳頭は、網膜神経節細胞の軸索(=視神経線維)が束になって眼球外へ出ていく「出口」に相当し、乳頭そのものが軸索の集合体として理解すると臨床像が整理しやすいです。
乳頭の中心には生理的なくぼみ(陥凹)があり、ある程度の陥凹は正常眼でも観察されます。
一方で緑内障の本質は「リム(陥凹外縁〜乳頭外縁)に存在する軸索が減る」ことであり、陥凹の“見かけの大きさ”より、リムの量・形の変化を主体に評価するのが安全です。
医療従事者向けの説明としては、陥凹を「コップの底」、リムを「コップの縁」に例えると誤解が減りますが、重要なのは“縁が薄くなる(=神経線維が減る)”点だと強調します。
また、視神経萎縮などでみられる乳頭蒼白と陥凹の判定は混同されやすく、緑内障では「陥凹部位が蒼白部位より広いことが多い」という注意点は、現場の見落とし予防に役立ちます。
視神経乳頭陥没 とは:視神経乳頭陥凹拡大 と C/D 比 と 左右差
視神経乳頭陥凹拡大は、緑内障で軸索が減少してリムが減り、その結果として陥凹が拡大して見える状態を指します。
定量指標としては垂直C/D比(垂直方向の陥凹最大径/乳頭最大径)が一般的で、垂直C/D比0.7以上、または左右差0.2以上は緑内障疑いとして扱ってよいとされています。
ただし陥凹縁の同定は意外に難しく、血管の屈曲点を目安にするのが一般的という“手技上のポイント”は、健診の眼底写真読影や紹介状作成で特に重要です。
健診で「陥凹拡大」とだけ書かれた場合、患者側は“緑内障確定”と誤解しやすいので、「疑い所見であり、精密検査で“構造(OCT/眼底)と機能(視野)”を揃えて判断する」流れを最初に提示すると受診行動につながります。
なお、陥凹が大きくても先天的・体質的に大きいだけで治療不要なケースがある点も、過剰不安の抑制に有用です(ただし一度は精査が前提)。
参考)視神経乳頭陥凹拡大とは(精密検査と診断)|四谷の宮田眼科 東…
視神経乳頭陥没 とは:緑内障 と 眼底 所見(ノッチ・乳頭出血・NFLD・Bayoneting)
陥凹拡大“単独”よりも、緑内障性変化として価値が高いのは、ノッチ、乳頭出血、網膜神経線維層欠損(NFLD)、bayoneting、露出血管などの所見を同時に拾うことです。
ノッチはリムの限局的な菲薄化で、緑内障の軸索消失が乳頭全周で均一に起きるのではなく、好発部位(乳頭上下のやや耳側)から生じやすいことと整合します。
乳頭出血は健常者ではほとんど生じず緑内障に比較的特異的で、ノッチやNFLD付近に出現し「進行中」を示す所見と考えられています。
NFLDは、眼底写真で正常網膜より暗いオレンジ色調に見える帯状所見として捉えられ、むしろ後期になると正常部位が減って分かりにくくなるため「早期所見として拾えるうちに拾う」発想が大切です。
bayonetingは陥凹が深く拡大して血管が陥凹底で強く屈曲し、銃剣のように見える所見で、リムがほとんどない段階を示唆します。
laminar dot sign(篩板孔の露出)は正常眼でも見られ得るため、それ単独で診断せず「過去画像と比較して新規に出現したか」という時間軸を付けると、臨床的な意味づけが一段上がります。
「緑内障の眼底はC/D比だけ見る」と説明されがちですが、実務上は“C/D比+(ノッチ/乳頭出血/NFLD)を1つでも拾えたら精査優先度を上げる”という運用が紹介状の質を上げます。
視神経乳頭陥没 とは:OCT(RNFL・GCC)と 視野 と 正常眼圧緑内障
緑内障では視野欠損が出る前に神経線維層の菲薄化が先行し得るため、OCTで傍乳頭RNFLや黄斑部の神経節細胞複合体(GCC)を評価する意義が強調されています。
実臨床では「構造(OCT)」「機能(視野)」の両輪で、疑い例でもベースライン(初期値)を取ってから、一定間隔で同一条件で追うことが最も誤判定を減らします。
正常眼圧緑内障は、眼圧が正常でも緑内障性の乳頭形態変化や視野障害が生じる病態として説明され、日本では緑内障全体の80%を占めるという指摘もあります。
眼圧は日内変動があり、単回測定で「正常=安心」とは言い切れないため、複数回の測定で平均像をつかむ設計が必要です。
眼圧の正常域(10~20mmHg)を押さえた上で、正常眼圧緑内障では“正常域をさらに下げて視神経を守る”という治療目標を説明すると、点眼アドヒアランスが上がりやすいです。
視神経乳頭陥没 とは:人間ドック と 紹介 と 説明(独自視点)
現場で起きやすいトラブルは、「健診の指摘→受診遅延」ではなく、「受診したが説明不足で通院が途切れる」パターンです。
そのため、紹介時点で“なぜ今すぐ失明する病気ではないのに、なぜ定期検査が要るのか”を、不可逆性(いったん進んだ障害は戻しにくい)と早期治療の意義として明確化しておくと、治療継続率が上がります。
また、眼底所見は同じ「陥凹拡大」でも、ノッチや乳頭出血、NFLDが伴うかで緊急度が変わるため、健診読影の段階で“所見の粒度”を上げるだけで、二次検診側のトリアージが格段に楽になります。
医療従事者が患者に伝える際は、次のようなチェックリスト形式が実務的です。
- 「陥凹」は誰にでもあるが、「大きさ」「左右差」「進行」「リムの欠け」が問題になり得る。
- 緑内障は自覚症状が乏しく、視野障害はゆっくり進むことが多い。
- 検査は、眼底/OCT(構造)+視野(機能)+眼圧(背景)でセット。
- 治療は多くが点眼からで、目的は“眼圧を下げて視神経を守る”こと。
この説明枠組みは、患者の不安を煽らずに受診・継続を促す点で有効です。
緑内障の生活指導でよくある誤解(「PC作業は悪い」「運動は危険」など)については、一般に日常生活に厳しい制限はないという説明が、過度な自己制限を防ぎます。
点眼治療では「切らす」「自己中断」が最大の敵なので、予備の点眼を常備する運用提案まで含めると、医療者としての介入価値が出ます。
参考:視神経乳頭陥凹拡大(C/D比、ノッチ、乳頭出血、NFLD、bayoneting等)の眼底所見と、緑内障の早期診断の要点
愛知県医師会PDF(眼底所見:視神経乳頭異常と緑内障の早期診断)
参考:正常眼圧緑内障の位置づけ、眼圧・眼底・視野・OCTの検査説明、治療(点眼)と日常生活の考え方
あおぞらクリニック:視神経乳頭陥凹拡大と緑内障

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